LINEスタンプ副業は稼げる?作り方・販売収益・制作代行で稼ぐ方法
※本記事にはPRを含む場合があります。
こんにちは。「脱会社員」脱サラを応援し続けるブログ、運営者のなかびーです。
LINEスタンプは、スマホやタブレットでイラストを作り、審査を通過すれば個人でも販売できるデジタル商品です。絵を描くのが好きな人にとって始めやすい副業の一つですが、「販売すれば自動的に稼げる」「1個売れればそのまま販売価格が手元に入る」という仕組みではありません。
実際には、企画・制作・画像調整・申請・審査・販売ページの整備・告知まで自分で行う必要があります。さらに、販売収益だけで大きく稼ぐには、日常で使いやすいテーマ、継続した新作、SNSや既存ファンへの告知などが欠かせません。
一方で、LINEスタンプを自分で販売するだけでなく、「スタンプを作りたい人の制作を代行する」方法まで広げると、イラストスキルを受注型の副業に変えやすくなります。この記事では、自分のスタンプを販売する方法と、制作代行で収入を作る方法を分けて整理します。
- LINEスタンプ販売の基本的な仕組み
- 「稼げない」と言われやすい理由と収益の考え方
- 初心者向けのLINEスタンプ作成・販売7STEP
- ココナラやクラウドワークスを使った制作代行の始め方
- 売れやすいテーマ・セリフ・シリーズ設計の考え方
- 著作権・肖像権・商標・審査・税金で注意すること
「副業そのものをまだ決めていない」という人は、初心者におすすめの副業8選もあわせて確認してください。
LINEスタンプ販売の仕組み|作成から申請・審査・販売まで

LINEスタンプを販売する場合、基本的にはLINE Creators Marketへクリエイター登録し、スタンプ画像やタイトル、説明文、販売エリアなどを登録して審査を受けます。クリエイター登録自体は無料で、LINEアカウントがあれば始められます。
静止画スタンプの制作ガイドラインでは、メイン画像1個、トークルームタブ画像1個に加え、スタンプ画像を8個・16個・24個・32個・40個のいずれかで用意します。スタンプ画像は最大370×320px、メイン画像は240×240px、タブ画像は96×74pxです。
参考:LINE Creators Market「スタンプ制作ガイドライン」
クリエイター登録は無料
初期費用を払って販売アカウントを作る仕組みではありません。そのため、イラスト制作の環境がすでにある人なら、小さく試しやすいのがメリットです。
ただし、無料で登録できることと「簡単に売れる」ことは別です。ショップには多数のスタンプが並ぶため、誰が使うか、どんな会話で使うかまで企画してから制作した方が販売後の反応を確認しやすくなります。
販売前には審査がある
完成した画像は、LINE側の審査を通過してから販売開始となります。審査では画像サイズだけでなく、会話で使いやすいか、文字の誤りがないか、権利上問題がないかなども確認対象になります。
公式ガイドラインでは、単純なテキストだけの画像、視認性が悪いもの、第三者の著作権・商標権・肖像権などを侵害するもの、権利の所在が明確でない二次創作などは不適切と判断される場合があります。
参考:LINE Creators Market「審査ガイドライン」
スマホのLINEスタンプメーカーからも作れる
パソコンで本格的に作る方法だけでなく、LINEスタンプメーカーを使ってスマホ中心で制作することもできます。自分で撮った写真や描いたイラストを使って試しやすい一方、売上分配を受けたい場合は、申請時の設定を確認する必要があります。
LINE公式ヘルプでは、LINEスタンプメーカー Version4.0以降で申請する場合、「有料ダウンロード/売上分配額あり」を選んで審査リクエストしたスタンプが売上分配の対象になると案内されています。自分だけ無料で使う設定と、販売収益を受け取る設定を混同しないようにしてください。
LINEスタンプは稼げない?収益の仕組みと売れにくい理由

LINEスタンプは「1セット作れば毎月安定して売れる」とは限りません。デジタル商品なので在庫は持ちませんが、販売ページに並べただけでは埋もれやすく、販売数が少なければ収益も小さくなります。
販売価格の全額がクリエイター収入になるわけではない
2015年2月1日以降に審査申請したコンテンツの個別販売では、LINE公式ヘルプ上、原則として「確定した売上総額-プラットフォーム手数料」の50%が分配額の計算基礎になります。
プラットフォーム手数料は購入経路等で異なり、2026年1月1日以降に日本でApple App Store経由で購入された場合は売上総額の26%、Google PlayとLINE STOREは30%と案内されています。そのため、「販売価格×販売数=そのまま自分の売上」ではありません。
また、LINEスタンプ プレミアムの分配計算は2026年7月1日から変更され、対象ユーザー数・所定単価・送信割合を用いる方式になっています。販売方法や時期により計算方法が異なるため、実際の分配額はマイページで確認してください。
参考:Creators Appヘルプセンター「送金・分配額」
「売れない」の原因は作品数だけではない
スタンプを何十セットも作れば必ず売れるわけではありません。使う場面が想像しにくい、セリフが長すぎる、同じ意味のスタンプばかり、文字が小さく読めない、ターゲットが広すぎる、といった原因でも選ばれにくくなります。
たとえば「かわいい動物」だけでは競合が多いですが、「職場で使いやすい敬語」「子育て中の家族向け」「毎朝使うあいさつ」「部活・サークルの仲間向け」のように利用場面まで絞ると、必要とする人が見えやすくなります。
単発売上より「シリーズ」と「導線」を作る
一つ売れたら終わりではなく、同じキャラクターで「敬語編」「家族編」「仕事編」「季節編」のようにシリーズ化すると、既存購入者が次の商品を見つけやすくなります。
SNSやブログで制作過程を発信している場合は、完成時だけ告知するより、ラフ・キャラクター設定・使い方例を継続して見せる方が作品を覚えてもらいやすくなります。ただし、スタンプそのものに外部サービス名や広告目的の文言を入れる行為は審査ガイドラインに抵触する可能性があるため、販売促進はスタンプ外で行いましょう。
※表は横にスクロールできます。
| 稼ぎ方 | 収入が発生するタイミング | 向いている人 | 主な課題 |
|---|---|---|---|
| 自作スタンプ販売 | 購入・対象利用に応じて分配 | 自分の作品・キャラクターを育てたい | 販売数を安定させにくい |
| 制作代行 | クライアントへ納品後 | イラスト制作を受注仕事にしたい | 修正・納期・権利範囲の管理 |
| 両方を行う | 販売収益+受注報酬 | 実績を自作作品と案件の両方で増やしたい | 制作時間の管理が必要 |
LINEスタンプの作り方7STEP|初心者は小さく1セット完成させる

最初から大量の作品を作るより、1セットを最後まで完成させ、申請・審査・販売まで経験する方が全体像をつかみやすくなります。以下の7STEPで進めると整理しやすいです。
STEP1|誰が使うスタンプか決める
まずターゲットを決めます。「誰でも使える」ではなく、家族、友人、職場、子育て中、学生、趣味仲間など、実際のトーク相手を想像してください。
STEP2|日常で使うセリフを集める
「ありがとう」「おつかれさま」「了解」「ごめん」「またね」のように利用頻度が高い言葉から考えます。キャラクターの個性を出したい場合も、実際に送る場面があるかを優先します。
STEP3|キャラクター・表情・ポーズを設計する
同じ顔の角度ばかりでは変化が出にくいため、喜ぶ、困る、謝る、応援する、眠い、急ぐなど感情を分けます。小さい画面でも意味が伝わるシルエットや表情を意識してください。
STEP4|ガイドラインに合う画像へ仕上げる
静止画スタンプは最大370×320pxで制作します。透過背景、文字の読みやすさ、輪郭、余白を確認し、実機で小さく表示されたときに意味が分かるかをチェックします。
STEP5|タイトル・説明文・販売情報を入力する
LINE Creators Marketで基本情報を入力し、販売個数・メイン画像・販売エリアなどを設定します。タイトルや説明文にも審査基準があるため、検索誘導のためだけの文言や外部サービスの告知を入れないようにします。
STEP6|審査へ申請する
ガイドラインを確認したうえで審査をリクエストします。リジェクトされた場合は、理由を確認してLINE Creators Marketのマイページから修正・再申請します。審査日数は案件や時期により変わるため、固定の日数を前提にスケジュールを組まない方が安全です。
STEP7|販売後に数字と反応を確認する
販売開始後は、売上だけでなく「どのシリーズが反応されたか」「SNSでどの絵柄が保存されたか」「どんなセリフに反応があったか」を確認します。次の作品に反映できるメモを残しておくと、制作するたびに企画精度が上がります。
LINEスタンプ制作代行で稼ぐ|ココナラ・クラウドワークスを活用

自作スタンプの販売数を伸ばす以外に、依頼者のスタンプを作って制作費を受け取る方法があります。イラスト制作が得意な人にとっては、こちらの方が収入発生のタイミングを計画しやすい場合があります。
制作代行で売るのは「画像」だけではない
クライアントが求めているのは、単に40枚の画像を描くことだけとは限りません。キャラクター案、セリフ提案、写真の切り抜き、文字入れ、サイズ調整、メイン画像・タブ画像の作成、申請用データの整理など、困っている工程をまとめて解決できるとサービスにしやすくなります。
ただし、申請代行まで請け負う場合は、アカウント情報や個人情報を安易に預からない仕組みにしてください。基本的には、完成データを納品し、依頼者本人が自分のLINE Creators Marketアカウントから申請できる形の方が安全です。
ココナラは「サービスを出品して待つ」入口を作れる
ココナラでは、LINEスタンプ制作、キャラクター作成、SNSアイコン、似顔絵などの制作サービスを出品できます。自分で案件へ毎回応募するだけでなく、料金・納期・修正回数をサービスページに明示して購入を待てるのが特徴です。
通常サービスの販売手数料は2026年時点で22%です。たとえば10,000円で受注しても10,000円がそのまま手元に残るわけではないため、見積もり時は手数料と作業時間を含めて価格を決めてください。
イラスト・スタンプ制作をサービスとして出品したい人へ
サンプル作品を3〜5点用意し、「何個作るか」「修正回数」「商用利用」「納品形式」を明確にしてから出品すると、依頼者との認識違いを減らせます。
クラウドワークスは募集案件へ応募できる
クラウドワークスでは、イラスト、キャラクターデザイン、バナー、SNS素材などの募集があり、スタンプそのものの制作依頼が見つかることもあります。受け身ではなく、自分から募集案件へ提案したい人には使いやすい方法です。
ワーカー側のシステム利用料は、10万円以下の部分20%、10万円超20万円以下の部分10%、20万円超の部分5%という段階制で、利用料には消費税もかかります。単価を決めるときは受取額から逆算しましょう。
クラウドソーシングの使い分けは、クラウドソーシング副業の始め方でも詳しく解説しています。
最初のサービスは範囲を狭くする
「LINEスタンプなら何でも作ります」では、見積もりが曖昧になります。最初は「8個セット」「写真切り抜き+文字入れ」「ゆるい動物キャラ」など、対応範囲を狭くすると価格を決めやすく、制作時間も読みやすくなります。
実績が増えたら、16個・24個セット、キャラクター設計、商用利用、追加修正などをオプション化すれば、受注単価を段階的に上げられます。
売れやすいLINEスタンプの企画|誰が・いつ・何に使うかを決める

スタンプ販売で最も時間をかけたいのは、描画技術よりも企画です。きれいな絵でも、使う場面がなければ購入理由になりません。
ターゲットは具体的にする
「20〜40代の女性」だけではなく、「職場の同僚とLINEする人」「子どもの習い事の保護者」「遠距離の家族」「毎日連絡を取るカップル」のように、人間関係と会話場面まで設定してください。
あいさつ・返事・感情をバランスよく入れる
よく使うセットには、ありがとう、了解、おつかれさま、ごめん、よろしく、またね、OK、NG、応援、喜び、驚きなど、会話を短く返せる表現があると便利です。
全部を面白い言葉にするより、日常で使う定番表現を中心にして、数個だけ個性の強いセリフを混ぜる方が利用頻度を確保しやすくなります。
文字は小さくしすぎない
制作画面では読めても、トーク画面ではスタンプが縮小表示されます。細いフォント、長文、小さい吹き出しは読みづらくなるため、短い言葉を大きく入れる方が実用的です。
シリーズ化できるキャラクターを考える
一度売れたキャラクターを使い捨てにせず、季節、敬語、仕事、家族などへ広げられるように設計すると、新作を作るたびに既存購入者へ見つけてもらえる可能性が高まります。
ただし、同じ画像を色だけ変えて大量に登録するなど、複製と判断される作り方は避けましょう。公式審査ガイドラインでも、既に販売または審査されているスタンプの複製は不適切とされる場合があります。
販売前に知人へ「使いたいか」を聞く
自分では便利だと思っていても、他の人には使いどころが分からないことがあります。販売前に数人へ見せ、「どのスタンプなら実際に送るか」「足りない言葉は何か」を聞くと、企画のズレを見つけやすくなります。
権利と審査の注意点|著作権・肖像権・商標・税金を確認

LINEスタンプは小さな画像商品ですが、販売する以上、権利確認は非常に重要です。「ネットで見つけた画像を加工した」「有名キャラクターを少し描き変えた」「芸能人の写真をスタンプにした」といった制作は避けてください。
二次創作・ロゴ・他人の写真は勝手に使わない
LINE公式の審査ガイドラインでは、第三者の著作権・商標権・特許権・意匠権などを侵害するもの、権利の所在が明確でないもの、許諾を得ていない人物の顔や似顔絵などは審査で問題になる可能性があります。
写真を素材にする場合も、写っている人物や撮影者の権利を確認してください。ペット写真でも、撮影者が別の人なら著作権の確認が必要です。
AI画像を使う場合も利用条件を確認する
生成AIで作ったイラストを利用する場合、「AIだから権利確認不要」ではありません。利用している生成サービスが商用利用を許可しているか、第三者のキャラクターやブランドに似すぎていないかを確認してください。
プロンプトで有名キャラクターや著名人を指定し、似たデザインを作って販売する行為は避けましょう。販売できるかの最終判断は、利用するAIサービスの規約とLINE側の審査基準の両方を確認する必要があります。
制作代行は「権利の帰属」を決める
クライアント案件では、納品後の著作権をどうするか、商用利用を含むか、キャラクターを自分の実績として掲載できるか、改変して別用途へ使ってよいかを契約前に決めてください。
曖昧なまま納品すると、「買い切りのつもりだった」「二次利用は聞いていない」といったトラブルにつながります。見積もり時に文章で残しておくことが重要です。
副業収入が増えたら税金も確認する
スタンプ販売や制作代行で得た収入は、利益の状況によって確定申告などが必要になる場合があります。会社員の副業では、いわゆる20万円ルールだけを見て判断せず、住民税や他の所得、還付申告の有無なども含めて確認してください。
詳しくは、会社員の副業は確定申告が必要?20万円ルール・住民税・経費・やり方で整理しています。
よくある質問|LINEスタンプ副業を始める前に
Q. 絵が上手くないと売れませんか?
必ずしも写実的な画力が必要なわけではありません。LINE上では、小さく表示されても意味が伝わること、感情が分かること、毎日の会話で使いやすいことも重要です。シンプルなキャラクターでも、企画とセリフが明確なら商品になります。
Q. スマホだけでも作れますか?
LINEスタンプメーカーを使えばスマホ中心で制作・申請できます。ただし、細かな画像調整や大量のデータ管理をするなら、タブレットやパソコンの方が効率的な場合があります。
Q. 自作販売と制作代行はどちらが稼ぎやすい?
自作販売は販売数が読みにくい一方、販売が続けば追加作業をせずに収益が発生する可能性があります。制作代行は受注しないと収入になりませんが、契約金額を事前に決められるため、収益計画を立てやすい特徴があります。初心者は自作スタンプをポートフォリオにして、制作代行へつなげる方法もあります。
Q. いくらで制作代行を受ければいい?
個数、イラストの複雑さ、キャラクター設計の有無、修正回数、納期、商用利用範囲で変わります。他の出品者の価格だけで決めず、自分の作業時間とプラットフォーム手数料を含めて逆算してください。
販売後は「売上」だけでなく制作時間も記録する
副業として続けるなら、販売額だけを見ず、1セットを完成させるまでに何時間かかったかも残しておきましょう。企画2時間、ラフ3時間、清書5時間、文字入れ2時間、申請準備1時間など工程別に記録すると、次回どこを効率化できるかが分かります。
制作代行でも同じです。10,000円で受注しても、打ち合わせ・ラフ・修正・納品まで10時間かかれば、プラットフォーム手数料を差し引く前でも時間単価は高くありません。逆に、テンプレートや作業手順を整えて5時間で完了できれば、同じ価格でも利益が残りやすくなります。
制作代行は「修正回数」と「追加料金」を先に決める
イラスト案件で利益を圧迫しやすいのが修正対応です。「納得するまで何度でも修正」と書くと、色、表情、文字、ポーズの変更が何度も発生する可能性があります。基本料金に含む修正回数を1〜2回などに決め、大幅な描き直しや追加スタンプは別料金にする方が、購入者にも分かりやすくなります。
見積もり時には、スタンプ個数、キャラクターデザインの有無、写真加工の有無、納期、修正回数、商用利用、著作権の扱い、納品形式を文章で共有してください。作業開始後に条件を決めるより、最初に範囲を固めた方が双方の負担を減らせます。
ポートフォリオには「作風の違い」を見せる
制作代行を受けたい場合、完成したスタンプ画像をただ並べるだけでなく、「ゆるい動物」「シンプルな人物」「写真切り抜き」「ビジネス敬語」など、対応できる作風を分けて見せると依頼者が選びやすくなります。
また、依頼作品を実績として掲載するときは、必ずクライアントの許可を取ってください。非公開案件や個人写真を含むスタンプを無断でポートフォリオへ掲載すると、信頼を失う原因になります。実績公開不可の案件が多い場合は、自分で架空のサンプルキャラクターを作って作品例を増やす方法があります。
販売用と受注用でSNSの見せ方を分ける
自作スタンプを売りたいSNSでは、キャラクターの日常、制作過程、使用例、発売情報など「作品のファンを増やす投稿」が中心になります。一方、制作代行の受注を増やしたいSNSでは、料金例、制作工程、修正前後、納期、依頼方法など「仕事を頼みやすくする情報」が重要です。
同じアカウントで両方発信しても構いませんが、プロフィール欄に「スタンプ販売はこちら」「制作依頼はこちら」と入口を分けると、購入したい人と依頼したい人が迷いにくくなります。SNSで個人情報を受け取るのではなく、正式な取引は利用するプラットフォームのメッセージ・決済機能へ移す方が安全です。
副業なら月の制作上限を決める
スタンプ制作は自宅でできるため、つい夜遅くまで作業を続けやすい仕事です。本業がある場合は「制作代行は月2件まで」「自作スタンプは2か月に1セット」など上限を決めると、納期遅れを防ぎやすくなります。
売上を伸ばすことより、納期を守り、修正へ丁寧に対応し、継続依頼につなげることを優先してください。制作代行では、一度満足してもらったクライアントから追加セットや別キャラクターを依頼されることもあるため、新規案件だけを追うよりリピーターとの関係が安定収入につながります。
LINEスタンプ以外の仕事へ広げることもできる
スタンプ制作で身につくのは、イラスト技術だけではありません。小さい画面で伝わるデザイン、短い言葉の選び方、キャラクター設定、画像データの書き出し、クライアントとの修正対応など、他のデザイン案件でも使える経験が増えます。
そのため、LINEスタンプだけに案件を限定せず、SNSアイコン、配信用スタンプ、ブログ用キャラクター、YouTubeサムネイルのイラスト素材などへサービスを広げる方法もあります。デザインを基礎から学び直したい場合は、Webデザインスクールおすすめ7選も参考にしてください。
最初の3か月は「販売数」より検証回数を増やす
初めて販売する人は、最初から月収目標だけを追うより、3か月で何を検証するかを決める方が改善しやすくなります。1か月目は1セットを完成させて申請まで経験する、2か月目は購入者や知人の反応からセリフを見直す、3か月目は別テーマのセットや制作代行の出品を試す、というように段階を分けてください。
売れなかった作品も無駄ではありません。どんなタイトルだったか、どのセリフが好評だったか、SNSで反応されたキャラクターは何かを残せば、次の企画材料になります。逆に、一度だけ偶然売れた作品を「成功パターン」と決めつけず、複数作品で同じ傾向が出るかを確認しましょう。
価格を下げすぎず、購入者が比較しやすい商品設計にする
制作代行では、最安値だけで選ばれようとすると修正対応や打ち合わせの負担に対して利益が残りにくくなります。「8個セット」「16個セット」「キャラクター作成込み」など商品を段階化し、何が含まれるかを明確にすると比較されやすくなります。
安く始める場合でも、実績が増えたら価格を見直してください。作業時間、手数料、修正回数、やり取りの時間まで含めて採算を確認し、無理なく継続できる料金へ調整することが大切です。
また、制作環境に最初から高額な機材をそろえる必要はありません。手持ちのスマホやタブレットで1セット作り、作業量や自分との相性を確認してから必要なペン、アプリ、タブレットなどへ投資する方が無駄を抑えられます。副業の目的は機材を増やすことではなく、作品を完成させ、販売や受注までつなげることです。
作品数が増えたら、ファイル名、キャラクター名、制作日、販売URL、売上、依頼案件の納期などをスプレッドシートで管理すると便利です。データを整理しておけば、過去作品の誤使用や納品漏れを防ぎやすく、確定申告時の売上確認にも役立ちます。
最初の売上や初受注が小さくても、作品を完成させて公開し、反応を見て改善する経験そのものが次の仕事につながります。販売数が伸びない時期は、作品を削除して終わるのではなく、タイトル、テーマ、セリフ、見せ方、告知方法を記録し、次回の企画に活かしてください。
焦って作品数だけを増やすより、一つずつ改善点を確認する方が長く続けやすくなります。
まとめ|販売だけでなく「制作スキルを売る」と収益の入口が増える
LINEスタンプは、登録して1セット出せば簡単に高収入になる副業ではありません。販売収益を狙うなら、使いやすい企画、シリーズ化、継続制作、告知まで含めて考える必要があります。
一方で、スタンプ制作を通じて身につけたイラスト・画像編集・キャラクター設計のスキルは、制作代行という仕事にも転用できます。自作スタンプを実績として見せながら、ココナラやクラウドワークスで受注を試すと、販売数だけに依存しない収益源を作れます。
最初は8個セットを1つ完成させる、またはポートフォリオ用のサンプルを3種類作るところから始めてください。「売る経験」と「依頼を受ける経験」の両方を少しずつ積む方が、好きなイラストを長く副業へつなげやすくなります。