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こんにちは。『脱会社員』脱サラを応援し続けるブログ、運営者の『なかびー』です。

BOOTHで販売を始めるときは、商品名や価格を入力する前に、購入者へ何を、誰が、どの方法で渡すのかを決めると準備が進めやすくなります。自分で荷物を送る販売と、データをダウンロードしてもらう販売では、必要な設定も注文後の仕事も違います。倉庫へ発送を任せる方法や、pixivFACTORYで注文後に製造する方法も選べます。

この記事では、BOOTHの四つの商品タイプを比較し、出品情報のそろえ方、サービス利用料の計算、注文後の対応、ファイル差替え、売上CSVと入金の照合まで整理します。作品の作り方や一般的な集客方法よりも、BOOTHに登録した商品を無理なく届け、記録を確かめる作業に重点を置いています。

料金と仕様は2026年10月6日(日本時間)に公式情報を確認しました。掲載する商品名、注文、数量、販売額、販売率の計算は説明用の架空例です。売上実績、収入の目安、売れることの保証ではありません。実際の出品や変更の前には、リンク先の最新案内と自分の管理画面を確かめてください。

目次
  1. BOOTHの四つの商品タイプから販売方法を選ぶ
  2. 出品する商品と受け取り条件をそろえる
  3. 手数料は商品価格・送料・マージンのどれに掛かるか見る
  4. 自宅発送・倉庫・pixivFACTORYの注文後作業を確認する
  5. ダウンロードファイルの差替えと購入者への案内を整える
  6. 売上CSVと入金記録を照合して運営を続ける

BOOTHの四つの商品タイプから販売方法を選ぶ

自宅発送、倉庫発送、ダウンロード、受注生産を担当作業で比較する四つの販売方法

作品の種類と、届ける担当を分けて考える

BOOTHの販売ガイドでは、自宅から発送、倉庫から発送、ダウンロード、pixivFACTORYから発送という販売方法が案内されています。同じ絵柄でも、紙の作品を送るのか、画像データを渡すのか、グッズとして製造するのかによって、使う方式が変わります。自分の作品をどんな形で楽しんでもらうかを先に言葉にしましょう。

たとえば、オリジナルの風景画を販売する架空のケースを考えます。印刷済みのポストカードを手元に置いて送るなら自宅発送、まとまった在庫を預けるなら倉庫発送、壁紙用の画像を提供するならダウンロードです。同じ絵柄を使った対応グッズを注文後に作る場合は、pixivFACTORYとの連携を検討します。絵柄が同じでも、購入者が受け取る商品はそれぞれ異なります。

※表は横にスクロールできます。

商品タイプ主に渡すものショップ側の主な準備・作業費用を確認する入口
自宅から発送手元に用意する実物商品在庫、送料、発送時期を設定し、注文確定後に発送する商品価格と送料を含むサービス利用料、実際の配送費
倉庫から発送倉庫へ預ける実物商品保管申込、入庫、在庫と保管状況を管理するサービス利用料、倉庫発送手数料、条件付きの保管料
ダウンロード購入者が保存するデータ配布ファイル、利用環境、更新時の案内を整える商品価格に対するサービス利用料
pixivFACTORYから発送注文後に製造される対応グッズ商品データと説明、マージンを確認するマージンに対するサービス利用料、製造・配送費の内訳

表は、販売方法を決めるための担当分けです。細かな商品の取扱条件や必要な登録情報は、各方式の案内で別に確認します。「発送を任せられる」と分かっただけで、どんな品物でも倉庫へ送れるとは判断しないようにしてください。保管できる品物、数量、サイズなどの条件に合うことが前提です。

自分で発送できる量と、在庫を置く場所を確かめる

自宅発送を選ぶなら、商品の完成だけでなく、注文を確認してから発送するまでの作業を自分の予定へ入れます。平日に発送できない場合は、その前提に合う案内が必要です。販売直前に忙しくなっても、商品ページに表示した日数と、実際に対応できる日を見比べられる状態にしておきましょう。

倉庫発送では、購入者への発送作業を任せられる一方、商品を倉庫へ送る準備や在庫の確認が残ります。販売ガイドの居住地に関する案内では、日本に住むショップオーナー向けの条件が示されています。海外在住の場合に同じ条件で使えると決めつけず、利用前に公式窓口へ確認してください。この記事の倉庫運用例は、日本在住の販売者を想定しています。

最初から多くの在庫を作るかどうかは、発送を省ける便利さだけで決めない方が安全です。倉庫へ預ける数量が増えると、残った商品の管理も必要になります。売れなかった場合に保管を続けるのか、返送を依頼するのかまで考えて、製造数と納品数を分けて検討しましょう。

ダウンロードと受注生産では、手元の在庫以外を確認する

ダウンロード販売は、荷物を送らずにファイルを受け取ってもらう方式です。発送作業がない分、ファイル形式、収録内容、開くための環境を明確にします。購入者が画像だけを受け取るのか、編集可能な元データも含まれるのかは、販売者にとって当然でも相手には分かりません。商品名と説明から区別できるようにします。

pixivFACTORYのオンデマンド販売の説明では、作成したグッズデータを使い、注文に応じて一点から製造する仕組みが案内されています。手元に完成品の在庫を持つ方法とは準備が違いますが、商品内容の説明や制作したデータの確認は必要です。製造を任せる範囲と、自分が説明する範囲を分けると、問い合わせへの対応を考えやすくなります。

  • 実物を自分で仕上げて送りたい:自宅発送で対応できる日数と数量を確かめる
  • 実物の在庫を預けたい:倉庫の取扱条件と継続費用を確かめる
  • データそのものを渡したい:ダウンロード内容と必要環境を確かめる
  • 対応グッズを注文後に作りたい:pixivFACTORYの商品仕様とマージンを確かめる

迷う場合は、同じ作品の販売方法を無理に一つへまとめるより、まず一商品について受け取り方を説明できる状態にします。紙版とデータ版を用意するなら、どちらを買うと何が届くかが一覧でも分かる名前にしてください。選択肢を増やすほど確認する組合せも増えるため、管理できる範囲から始めることが現実的です。

出品する商品と受け取り条件をそろえる

届くもの、受け取り方、発送や利用条件を商品説明と設定で照合する出品前の確認票

商品タイプごとの説明票を先に埋める

登録画面を順に埋めるだけでは、説明文と設定が別々の考え方になりがちです。先に簡単な説明票を作り、商品タイプ、商品名、バリエーション、提供する内容、受け取り方法、購入前に必要な条件を並べます。説明票は新しい提出書類ではなく、入力の食い違いを見つけるための手元のメモです。

※表は横にスクロールできます。

確認項目実物を発送する商品ダウンロード商品pixivFACTORY商品
購入者が受け取るもの商品本体、数量、同梱物、選んだ色や種類ファイル形式、収録点数、データの内容選択したグッズの種類、サイズ、絵柄
受け取り方自宅発送か倉庫発送かファイルをダウンロードして保存注文後に製造・発送される
時期の説明発送までの日数や予定、在庫の状態利用開始に必要な支払い・保存・展開の案内商品ページの発送予定と製造の案内
購入前の条件サイズや仕様、配送に関する案内対応環境、必要なアプリ、用途の範囲仕上がりや仕様、表示見本の位置づけ
最後の照合写真と選択肢と実在庫が一致するか購入対象と登録したファイルが一致するか説明と連携先の商品仕様が一致するか

この表の全項目を長い文章で書く必要はありません。購入判断に関わる情報を見つけやすくすることが目的です。たとえばポストカードなら、何枚入りなのか、額が付くのか、絵柄を選べるのかを先に示します。背景に置いた小物まで届くように見える写真なら、商品に含まれる範囲を説明で補います。

データ版の場合も、「高画質」「すぐ使える」といった印象だけでは受け取り条件が伝わりません。画像の用途、ファイル形式、必要な操作を具体的に書きます。購入者が自分で印刷する商品なら、完成した印刷物の配送がないことを目立つ位置で案内します。実物版の説明をコピーしたまま残さないよう、配送を示す表現を見直してください。

バリエーション名と配布内容を一対一で確認する

色、サイズ、内容の違いを選択肢として設ける場合は、選択肢の名前から差が読み取れるかを確かめます。「通常版」「特別版」だけでは、何が増えるのか分かりません。架空の画像素材なら「画像のみ」「画像と説明PDF」のように、受け取る内容の差を先に伝える書き方が考えられます。実際の商品に合わせて簡潔な名前にしてください。

確認は、商品説明を読む作業と、登録内容を点検する作業に分けると見落としが減ります。先に購入者の視点で説明を読み、欲しいものを選べるかを確認します。その後、販売者の視点で選択肢と登録ファイル、在庫や連携商品を照合します。説明を直しただけで、設定側も変わったと思い込まないことが大切です。

サンプル画像や見本ファイルを載せる場合は、購入対象との違いも必要です。透かし入りの見本なのか、収録内容の一部なのか、利用できる範囲が本商品と同じなのかを示します。見本を公開しただけで、購入者が本商品のすべてを確認できたとは考えず、説明が必要な差分を残しておきます。

発送予定と、製造にかかる時間を混同しない

BOOTHの受注・予約販売の案内では、自宅発送は発送予定日の設定、倉庫発送は「倉庫に後から入荷」の利用が説明されています。pixivFACTORYの商品は注文後の製造となり、発送予定は商品ごとに表示されます。これらを同じ意味の「予約販売」としてまとめず、選ぶ方式の入力内容を確認しましょう。

自宅発送の商品で発送までの日数を決める際は、制作待ち、資材の準備、発送できない日を含めて検討します。ここで書くのは、自分が守れる作業予定です。配達日を保証する表現まで広げると、自分では管理できない配送途中の事情も引き受けることになります。発送予定と到着の希望日は分けて案内する方が分かりやすくなります。

倉庫を使う場合は、倉庫へ送った日と入荷完了の日が一致するとは限りません。商品が倉庫へ届いてから確認される時間もあります。イベントに合わせた販売なら、商品を発送する予定だけでなく、入庫の確認、商品説明の最終点検、販売開始の予定を別々に置いておくと、どこが遅れているかを把握できます。

価格表示と、適用されるルールの範囲を見る

BOOTHの商品価格と消費税の表示に関する案内では、商品価格は総額表示とされています。課税事業者は消費税を含めた価格を設定する案内です。自分の税務上の扱いをこの記事の金額例から判断せず、必要な場合は税務署や税理士へ確認してください。商品説明に価格を書くときも、登録した金額と一致させます。

また、公式ヘルプに載っている条件でも、特定のイベントや許諾キャンペーンだけに適用されるものがあります。ページの見出しだけで判断せず、対象の企画名や参加条件を確認します。自分が参加していない企画の個数制限や商品形式の制限を、BOOTH全体の出品ルールとして転記しないようにしましょう。

出品できる内容かどうかは、BOOTHの利用規約やガイドライン、作品に関係する権利者の条件も確認する必要があります。本記事の四方式に当てはまることだけで、販売の許可が得られるわけではありません。判断がつかない点を商品説明で曖昧に押し切らず、販売前に該当する公式の案内を確認してください。

手数料は商品価格・送料・マージンのどれに掛かるか見る

商品価格、送料、マージンを分けて販売方式ごとの手数料の計算対象を確認する

四つの方式で計算の元になる金額が違う

BOOTHのサービス利用料の公式ヘルプでは、購入者の支払方法にかかわらず、販売方式に応じた計算式が示されています。共通する数字だけを覚えると、送料を含める場面や、商品価格の代わりにマージンを使う場面を取り違えます。最初に方式を確認し、式へ入れる金額を分けてください。

※表は横にスクロールできます。

商品タイプサービス利用料の計算式確認する点
自宅から発送(商品価格+送料)×5.6%+45円送料も算定対象に入る
ダウンロード商品価格×5.6%+45円無料配布ではサービス利用料が発生しない
倉庫から発送商品価格×5.6%+45円別に倉庫発送手数料がかかる
pixivFACTORYから発送マージン×5.6%+45円購入者の支払総額をそのまま当てはめない

公式案内では、小数点以下は切り上げです。表計算で試算する場合も、四捨五入や切り捨てを使わないようにします。商品が売れるたびの費用と、売上を受け取る際の振込手数料は別項目です。ここでは、特殊なライセンス料などの追加条件がない通常の架空注文を例に、方式による違いを見ます。

仮の注文で、受取金額までを検算する

※表は横にスクロールできます。

架空の注文条件サービス利用料追加の倉庫発送手数料この例での残額
自宅発送:商品1,000円、送料250円1,250×0.056+45=115円なし1,250−115=1,135円。ここから実際の配送費等を負担
ダウンロード:商品1,200円1,200×0.056+45=112.2円 → 113円なし1,200−113=1,087円
倉庫発送:商品合計2,000円、2個2,000×0.056+45=157円2,000×0.025+2×25=100円2,000−157−100=1,743円
pixivFACTORY:マージン600円600×0.056+45=78.6円 → 79円なし600−79=521円

いずれもBOOSTなし、振込手数料や保管料などを含めない説明用の計算です。倉庫の例では、購入者から受け取って配送側へ充てられる送料を残額に含めていません。pixivFACTORYの例は、製造費・配送費を除いたマージンが600円であるという前提です。異なる欄の金額をまとめて「利益」と呼ばないようにしてください。

自宅発送の例で残る1,135円には、まだ実際に発送するためのお金が含まれています。仮に実際の配送費が250円なら、差し引きは885円です。さらに商品を作る費用や資材費があれば別に考えます。商品価格の1,000円と、購入者が払う1,250円と、発送後に残る金額を別欄にすると、送料を収益と取り違えにくくなります。

この表は、条件をそろえて安い方式を決める比較表ではありません。渡す商品と担当する作業が違うためです。実物を預ける倉庫発送と、データを渡すダウンロードを、手数料の少なさだけで置き換えることはできません。まず提供したい商品があり、その商品の届け方に合う費用を見積もる順番にしましょう。

倉庫発送手数料とBOOSTを別々に扱う

倉庫発送手数料の公式ヘルプでは、注文あたりの商品価格の2.5%に、商品個数一個につき25円を加える式が示され、小数点以下は切り上げとされています。通常のサービス利用料に追加して確認する費用です。昔の記事や画面にある経過措置の金額を、現在の注文へそのまま当てはめないようにしてください。

BOOSTは、購入者が代金を上乗せする機能です。上乗せ額にも5.6%のサービス利用料がかかりますが、倉庫発送手数料の対象には入りません。架空例としてBOOSTが500円なら、上乗せ部分に対する5.6%は28円です。倉庫の個数が増えたわけではないため、応援額を商品個数に換算することもしません。実際の請求は注文の明細と照合します。

たとえば倉庫発送の試算が合わない場合、最初に個数を確かめます。商品価格の合計が同じでも、一個の商品を売る場合と複数個を売る場合では個数分の費用が変わります。セット商品の扱いを独自に推測して計算するより、登録した販売単位と注文に表示された個数を合わせることが先です。

価格を変える前に、原価と作業を含む手元の表へ戻る

手数料を計算できたら、商品の制作費、購入者へ送る費用、入庫のための送料など、方式ごとに自分が負担する項目を追加します。毎回発生する費用と、まとめて発生する費用を分けると、一注文の残額と月単位の負担を混同しにくくなります。全部を一商品へ均等に割り振る場合も、それが管理上の仮定だと分かるように残します。

価格を決める段階では、将来のBOOSTや販売数量を確実な収入として置かないようにしましょう。上乗せがなくても届けられるか、予定より少ない注文でも材料費を支払えるかを先に確認します。試算表は売上予測をよく見せるためではなく、続けられない条件を早めに見つけるために使います。

複数タイプの商品が一緒に買われる注文では、単品の試算表だけで結論を出さず、実際の注文単位の明細へ戻ります。商品単位で見る項目と、注文全体に一度だけ発生する項目があるためです。後半の売上CSVの読み方も、同じ区別を使って確認していきます。

自宅発送・倉庫・pixivFACTORYの注文後作業を確認する

自宅発送で注文確定を確認し、商品を発送してから発送完了を通知する三段階の流れ

自宅発送は、支払い確認後の注文確定から進める

自宅発送の注文後の公式案内では、支払いを確認した後に注文確定メールが送られ、商品を発送し、その後に注文一覧から「発送完了を通知」を押す流れです。注文が見えたことと支払い確認が済んだことを分けて捉え、先走って送らないようにします。

  1. 注文確定を確認し、注文番号、商品、バリエーション、数量を照合する
  2. 案内された届け先と利用する配送方法を確かめ、該当の商品を発送する
  3. 実際に発送した後、注文一覧から発送完了を通知する
  4. 問い合わせがあれば、注文番号を起点に発送の記録と照合する

手元の発送メモには、商品名だけでなく注文番号を残すと確認しやすくなります。同じ人が別の時期に買った場合も、同じ商品が続けて売れた場合も、名前や絵柄だけでは区別しづらいためです。必要な配送記録を確かめられるようにしつつ、購入者の住所などを用途のない表へむやみに複製しないようにします。

発送完了の通知は、梱包を終えた時点や発送する予定を立てた時点では行いません。実際の発送後に処理することで、購入者への表示と手元の状況を一致させます。作業が途中で中断した場合も、「確認済み」「梱包済み」「発送済み」「通知済み」を分けたメモがあれば、どこから再開するかを判断できます。

倉庫は、入庫と購入者への出荷を分けて追う

倉庫発送では、自分から倉庫へ商品を送る工程と、倉庫から購入者へ商品が出荷される工程があります。倉庫サービスの案内に沿って保管を申し込み、品番ラベルや保管申込書など必要な内容をそろえます。倉庫への送料はショップ側の負担なので、商品代金から引かれる手数料とは別に記録しておきます。

通常の入庫では、倉庫に到着して検品などが完了した後、入荷完了が通知されます。先に注文を受ける「倉庫に後から入荷」を使う場合は別の流れになるため、商品説明もそれに合わせます。倉庫へ発送した段階で購入者へすぐ送れる状態だと書かず、管理画面で確認できた状態に合わせて案内してください。

セットや特典付きの商品を預ける場合には、倉庫が自分の意図を読み取って組み合わせてくれるとは考えないようにします。公式の詳細ガイドでは、セット組みは事前に行う案内です。商品ページで約束した組合せと、入庫する単位をそろえ、特典だけを別に置いて取り付けを任せるような準備を避けましょう。

保管料・発送手数料・送料は、三つの別項目

倉庫発送で混同しやすい費用は、商品が売れた注文に対する倉庫発送手数料、倉庫に在庫を置く保管料、配送に使う送料です。保管料は全商品に一律で毎月必ずかかるものではありません。倉庫の詳細ガイドでは、月の販売率が20%以上ならその月の保管料は発生せず、20%未満なら月額1,100円(税込)とされています。

販売率の分母は、前月末の保管数量に当月入荷した数量を加えた数で、分子は当月の販売によって発送完了になった数量です。架空例として、前月末40点、当月入荷10点、発送完了10点なら、10÷(40+10)=20%です。同じ条件で発送完了が9点なら18%になります。注文数や商品ページの閲覧数を分子へ入れる計算ではありません。

この違いを知っておくと、入庫数を増やすときに確認すべきことが見えてきます。たくさん預ければ発送の手間はまとめられますが、売れ残る数量も増えます。販売率の境界だけを目指して数量を動かすのではなく、現実の在庫数、発送状況、今後も保管する理由を合わせて考えましょう。

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倉庫運用で確認する費用発生する場面・意味手元の記録
倉庫発送手数料倉庫商品を含む注文で、価格と個数に応じて発生注文番号と明細
倉庫保管料月の販売率など、公式条件に応じて発生月ごとの入庫数、発送完了数、保管案内
倉庫へ送る送料ショップから倉庫へ商品を届けるとき入庫単位の配送記録と支払額
倉庫から購入者への送料購入者へ商品を配送するための費用注文の送料欄と受取金額の扱い

保管料が発生した際の支払方法や期限、長期間出荷されない商品の扱い、返送についても、継続利用の前に詳細ガイドを確認します。発送を任せた後に案内メールを読まなくなると、在庫をどうするか判断する機会を逃しやすくなります。月末の売上確認と同じタイミングで、倉庫からの連絡と在庫一覧も見直す習慣を作りましょう。

pixivFACTORYでは、製造発送と商品説明の担当を分ける

pixivFACTORY商品の注文後の公式ヘルプでは、注文後に自動で製造が始まり、完成後に購入者の指定住所へ直接発送されるため、ショップ側の製造・発送作業は不要と案内されています。また、送料の案内では、製造業者が定める送料が自動で適用され、ショップ側で設定する必要はありません。

一方、購入者との連絡に関する案内では、商品内容の問い合わせはショップオーナーと購入者で直接やり取りするとされています。配送を代行してもらうことと、作品や仕様について説明しなくてよいことは別です。自分が登録した絵柄、選択肢、商品ページの説明を確認できる状態にしておきます。

実物商品そのものの仕様や梱包の基本を整理したい場合は、ハンドメイド販売の準備を扱った記事も参考にしてください。BOOTHでは、そこで整えた商品をどのタイプで登録し、どの工程を自分で担当するかへつなげると、準備を重複させずに進められます。

ダウンロードファイルの差替えと購入者への案内を整える

新版の確認、購入者への案内、旧版削除の判断を順に行い、削除後の再ダウンロードへの影響を点検する

購入者の受け取り経路から案内を考える

BOOTHのダウンロード方法の公式ヘルプでは、支払い完了メール内のURL、購入履歴、ライブラリからファイルを取得できるとされています。ZIPなどの形式では、利用環境に合う展開用のソフトが必要になる場合もあります。購入直後に「何を開けばよいか」で迷わないよう、ファイル名と中身を対応させておきましょう。

案内文には、まずダウンロードするファイルと、その次に開くものを示します。架空の画像セットなら、ZIPを保存して展開し、説明PDFを読んでから画像フォルダーを開く、といった順序が考えられます。スマートフォンだけで使えるかどうかは、実際に確認した環境に合わせて書き、どの機器でも同じ操作になるとは約束しないようにします。

購入者から「使えない」と連絡があったときは、ダウンロードできないのか、ZIPを展開できないのか、展開後のファイルをアプリで開けないのかを分けて確認します。最初から購入者の操作ミスと決めつけず、該当するファイル名と表示された状況を尋ねます。支払い情報や住所など、その確認に必要のない情報を求めることも避けましょう。

再ダウンロードできる条件と、削除の影響を知る

再ダウンロードの公式案内では、購入したダウンロード商品は繰り返し取得できますが、ショップオーナーがファイルを削除すると、そのファイルはダウンロードできなくなるとされています。購入履歴があることだけで、削除された旧ファイルをいつでも受け取れるわけではありません。

更新の準備で重要なのは、新しいファイルが完成したかだけでなく、以前の購入者が何を必要としているかを考えることです。古いアプリで使っている人がいる場合、最新版へ置き換えると同じ方法では開けない可能性があります。互換性に関わる変更があるなら、その内容と確認できた環境を説明し、何を削除するか慎重に判断します。

たとえば、画像の誤字だけを直す更新と、ファイル形式を変更する更新では影響が違います。前者は差分が小さくても、購入者が制作物に既に使っているなら変更箇所の説明が役立ちます。後者は開くためのアプリや作業手順が変わる可能性があるため、ファイル名の変更だけで済ませず、利用条件の違いを案内します。

公式の差替え操作に、変更前後の点検を加える

ファイル差替えの公式ヘルプでは、商品編集ページの「ファイルの追加・管理」で新しいファイルをアップロードし、変更前のファイルを削除する手順が示されています。削除する場合は、トラブルを避けるため事前に購入者へ連絡することが推奨されています。次の点検票は、その操作の前後で使うための提案です。

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点検の場面自分が確認する内容残しておく記録
変更を決める前誤字修正、内容追加、形式変更のどれか。旧版利用者への影響はあるか変更理由と影響の範囲
アップロード前ファイルが開くか。商品説明の内容がそろっているかファイル名、版、確認環境
購入者への案内対象ファイル、変わる点、必要な作業、旧版の扱いが伝わるか案内文と案内した日
旧版の削除前過去の購入者が旧版を取得できなくなる点を理解し、案内したか削除対象を特定できる名称
変更後表示されたファイル、説明文、見本、受け取り案内が一致しているか確認した日と変更後の版

手元には、更新前のファイルと説明文も区別して保管します。これは購入者へ無期限の旧版配布を約束する意味ではなく、問い合わせが来たときに「その時点で何を販売していたか」を確認するためです。上書き保存だけで進めると、誤りがあった場合にどこが変わったかを説明しづらくなります。

更新後の点検では、作業用フォルダーのファイルが正しいことと、BOOTHに登録したファイルが正しいことを別々に確認します。似た名前の試作品を選んでいないか、古い説明を同封していないか、不要な個人情報が混ざっていないかを見ます。販売ページに画像の点数を書くなら、ファイル内の点数も同じかを数えましょう。

案内文は、変更点と購入者の作業を短くする

購入者への連絡は、制作の経緯を長く説明するより、対象の商品、変わる内容、購入者が行うこと、旧ファイルの扱いが分かる順序にすると読みやすくなります。更新する予定が確定していない段階で日付を約束したり、検証していない不具合がすべて直ったと書いたりしないようにします。

「更新しました」だけでは、再取得が必要か、今の作業を続けてよいかが伝わらない場合があります。既存の画像はそのまま使えるのか、説明だけ読み直せばよいのか、新版への移行が必要なのかを具体的にします。案内後の問い合わせで同じ点が繰り返し聞かれるなら、個別の返信だけで終わらせず、商品説明のどこを補うと迷いにくくなるかも検討します。

ダウンロード回数と購入人数を同じものとして扱わないことも大切です。購入者が機器を替えたり、再取得したりすることがあります。回数の増加だけで不正や人気を断定せず、まず何を数えている数字なのかを確認してください。販売後の改善は、記録から分かる事実と推測を分けるところから始まります。

売上CSVと入金記録を照合して運営を続ける

一つの注文に複数の商品行がある売上CSVを、受取金額と入金記録に照合する考え方

商品ごとの行と、注文ごとの金額を分ける

BOOTHの売上管理CSVの公式ヘルプでは、購入されたバリエーションごとの行が出力され、一注文で複数のバリエーションが買われると同じ注文番号が複数行に現れると説明されています。送料や受取金額など注文ごとの項目は、その注文の最初の行にだけ表示されます。空欄を見つけても、直ちに記録の欠落とは判断しないようにします。

次の表は、構造を説明するために必要な項目だけを抜き出した架空の例です。実際のCSVの列をそのまま再現したものではありません。ダウンロード商品二種類を一注文で購入し、商品合計1,500円、BOOSTなし、追加の費用なしという条件にしています。

※表は横にスクロールできます。

注文番号商品・バリエーション商品小計サービス利用料受取金額
説明用A001画像セットA1,000円129円1,371円
説明用A001画像セットB500円空欄空欄

商品小計は1,000円と500円を足して1,500円です。サービス利用料は1,500×5.6%+45=129円、受取金額は1,500−129=1,371円となります。この例では、注文番号は一つ、商品行は二つです。行数をそのまま注文数にしたり、最初の行の受取金額を次の行へコピーして合計したりすると、結果が違ってしまいます。

たとえば受取金額を二行とも1,371円に埋めてしまうと、合計は2,742円になり、一注文の金額を二回数えます。空欄を埋めて見やすくする作業が、集計には逆効果になる例です。元のCSVは変更せず保管し、作業用のコピーで商品単位の表と注文単位の表を分けると、誤りがあっても元へ戻れます。

倉庫商品と別のタイプの商品が同じ注文に含まれると、最初の行が倉庫商品以外でも、その行に注文全体の倉庫発送手数料が表示されることがあります。行の見た目だけで、その商品へ倉庫発送手数料が加算されたと判断しないでください。注文番号で全体をまとめて確認する必要があります。

月の抽出範囲と、集計したい日付をそろえる

CSVを取り出すときは、何を確認したいのかを先に決めます。注文が入った日で販売の動きを見たいのか、発送完了になった注文を入金と照合したいのかで、注目する日付が変わります。同じ月という名前でも対象が違えば合計がずれるため、抽出期間と使った日付の意味を作業メモへ残します。

公式ヘルプでは、CSVの一度の発行で指定できる期間は最大31日間です。長い期間を確認するときは分けて発行します。分割したファイルをつなぐ場合は、境界の日付を二度含めていないか、逆に抜けた日がないかを確認してください。元のファイル名には対象期間を付け、同じ期間を再取得したものを無造作に足さないようにします。

  1. 未加工のCSVを、対象期間が分かる名前で保存する
  2. 注文番号でまとまりを作り、商品小計と注文全体の費用を分ける
  3. 注文状況と発送日時を確かめ、照合する売上の範囲をそろえる
  4. 管理画面の受取金額・振込予定額と比較する
  5. 実際の入金を確認し、違いがあれば理由と確認日を残す

表計算に読み込む際には、列がずれていないか、商品名などの文字が正しく表示されるか、金額が計算できる形になっているかを最初の数件で点検します。途中で見た目を整える前に、元の行数と注文番号の範囲を控えておくと、並べ替えや削除の操作で記録が変わったことに気付きやすくなります。

売上が立った月と、銀行に入る月をつなげる

売上の受取時期の公式案内では、原則として月内に発送完了となった注文の売上が、翌月20日から5営業日以内に振り込まれるとされています。土日祝は営業日に含まれません。商品が注文された日だけで入金対象を決めず、売上管理ページの入金予定日と注文状況を確認してください。

さらに、管理画面の受取金額と銀行の入金額が必ず同額になるわけではありません。振込金額の公式ヘルプでは、受取金額からチャージ予定額と振込手数料を引いた振込予定額が示されています。pixivcobanへのチャージを利用している場合は、その分も分けて確認します。差額を見つけたときは、手数料の二重控除と決めつける前に内訳を見ます。

銀行振込の手数料は、受取金額からチャージ予定額を引いた額が3万円未満なら200円、3万円以上なら300円(税込)です。架空例として受取金額12,000円、チャージ予定額0円なら、振込予定額は11,800円となります。この計算は、当月の振込条件を満たし、ほかに調整がない場合の説明用の例です。

少額の売上には振込申請が必要な場合もあります。振込申請の公式案内で、自分の受取金額と受取方法に当てはまる条件を確認してください。申請が必要な場合の受付は毎月1日から19日です。チャージを予約すると申請の判定にも関係するため、「以前は自動で入ったから今月も同じ」と考えず、表示されている予定額を確かめましょう。

最初の一商品を、出品から確認まで終えられる形にする

BOOTH販売の準備では、商品ページを公開できる状態だけでなく、その先の対応を一度通して考えておくことが役立ちます。自宅発送なら確定確認と発送通知、倉庫なら入庫と在庫、ダウンロードなら受け取り案内と変更時の影響、pixivFACTORYなら商品説明と連携内容がそれぞれの確認点です。

販売後に数字を見るときも、売上額だけで次の製造数を決めるのではなく、未発送の注文、在庫、問い合わせ、更新が必要なファイルを合わせて確認します。注文が増えても対応が追いつかない状態なら、先に作業や説明を整える余地があります。反対に注文が少ない段階でも、受け取る内容が伝わるか、選択肢に迷わないかは点検できます。

最初の振り返りでは、分からなかった設定、購入者から聞かれたこと、集計で迷った項目を短く残します。次の商品へ流用するのは、その点検方法や確認票です。価格や発送予定、配布内容までそのままコピーせず、新しい商品に合わせて見直してください。小さな確認を積み重ねる方が、商品数を増やした後も修正しやすくなります。

BOOTHに限らず販売サイト全体の選び方を検討したい場合は、ネットショップ開業の全体像を整理した記事も参考になります。まずは自分の商品に合う販売方式を一つ選び、商品説明、費用、注文後の担当、売上確認の四つがつながっているかを確かめてから出品しましょう。