写真レタッチの副業は何をする?加工範囲・見本と受注条件
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こんにちは。『脱会社員』脱サラを応援し続けるブログ、運営者の『なかびー』です。
写真レタッチの副業を始めたいなら、まずは「何をきれいにするか」を具体的な作業に分けましょう。明るさや色を整える、商品を背景から切り抜く、指定されたほこりを消す、複数枚の見え方をそろえるなど、同じ画像加工でも求められる判断は違います。加工できることを増やす前に、依頼された範囲を正しく仕上げて説明できることが大切です。
自分の写真を好みの雰囲気にする作業と、依頼者の用途に合わせて写真を整える仕事には違いがあります。副業では、変えてよい部分、残すべき質感、納品形式、確認方法まで相談します。見た目が派手に変わったほど高品質とは限りません。商品や人物の特徴を勝手に変えず、使い道に合う状態へ近づけることが出発点です。
この記事は、レタッチの業務委託に応募する前の準備を整理するものです。ソフトの操作を一通り解説する記事や、写真販売の登録手順ではありません。仕事内容、戻せる編集環境、見本制作、案件の選び方、加工や共有の条件を順番に確認します。掲載する制作課題と時間・金額は説明用の仮定で、受注実績や相場ではありません。
公式情報は2026年10月5日に確認しました。ソフトの機能、対応形式、契約条件は利用時に公式案内を再確認してください。図版は生成イメージで、実在する依頼者の加工事例ではありません。短期間の学習で受注できる、一定の収入が得られるといった保証はありません。
最初の準備でそろえるもの
- 用途と加工範囲を説明できる見本
- 元画像へ戻せる編集用データ
- 納品後の確認方法と対応できる時間
写真レタッチの副業は何をする?加工の種類と依頼の違い

明るさ・色・輪郭・部分修整を分けて考える
レタッチの募集では、色調補正、画像加工、写真修整、切り抜きなどの言葉が使われます。それぞれの呼び方だけで作業範囲が決まるわけではないので、元画像と希望する仕上がりを確認しましょう。「自然に整える」という指示でも、依頼者が気にしているのは暗さか、背景か、商品の細かな汚れかで作業が変わります。
基本補正では、写真全体の明るさ、色の偏り、コントラストなどを調整します。切り抜きでは、被写体の輪郭と背景の境界を扱います。部分修整では、指定された箇所へ限定して調整を加えます。一枚の中に複数の作業が含まれることもありますが、見積もりや確認では分けて書いた方が認識を合わせやすくなります。
たとえば陶器の写真で、撮影時に付いたほこりを消すことと、器にある釉薬の模様を消すことは違います。前者も依頼内容の確認は必要ですが、後者は商品の特徴そのものを変える可能性があります。気になった箇所を自分の好みで全部消すのではなく、どの特徴を残すかを聞く習慣をつけましょう。
※表は横にスクロールできます。
| 作業の種類 | 依頼される内容の例 | 確認したいこと | 難しさが増える条件 |
|---|---|---|---|
| 基本補正 | 明るさや色の偏りを調整 | 基準にする写真、掲載先 | 撮影条件がばらばら、白飛びが大きい |
| 切り抜き | 背景を除き被写体を残す | 透明か単色背景か、影を残すか | 髪、毛、透ける素材、複雑な輪郭 |
| 部分修整 | 指定のほこりや写り込みを調整 | 消してよい対象と残す特徴 | 模様の連続、反射、細かな質感 |
| 合成 | 複数の素材を組み合わせる | 使用素材の権利と意図 | 光の方向、遠近感、影の不一致 |
| 複数枚の統一 | 一覧の明るさや余白をそろえる | 基準カット、並べ方、例外 | 商品ごとに色や素材が大きく違う |
商品写真と人物写真では、守るべき特徴が変わる
商品写真では、色、形、質感、付属品、商品の状態などが購入時の判断材料になります。見やすくするための調整であっても、実物と違う色や形へ変えることは慎重に考えます。中古品の傷、素材の模様、製品の仕様に関係する部分を消す依頼なら、用途と理由を確認し、誤認を生むおそれがある加工には安易に応じないようにします。
人物写真では、どの程度の肌補正を希望するか、輪郭や体型を変えるか、ほくろやしわをどう扱うかなど、本人の希望や掲載目的と関係する判断が増えます。「肌をきれいに」と言われても、すべてを均一にぼかすことが正解ではありません。肌の質感を残す範囲と、触らない箇所を見本で確認します。
不動産や施設の写真でも、窓の外、壁の傷、室内の広さに関わる変更には注意が必要です。写真は見た人が現実の状態を理解する材料でもあります。加工技術の練習としてできることと、仕事で行ってよいことを分け、説明に責任を持てない改変を引き受けないことが大切です。
撮影・バナー制作・写真販売との境界を知る
支給された画像のレタッチだけを行う案件と、撮影から担当する案件では準備が違います。撮影には日程、場所、機材、被写体の準備などが加わります。レタッチの見積もりを出す前に、元画像がすでにあるか、撮り直しを頼めるか、どの品質の画像が届く予定かを確認します。
文字や装飾を加えて広告用の一枚を作るなら、写真の調整に加えて情報の構成やデザインも関係します。レタッチだけの仕事だと思っていたら、コピーの作成や広告サイズ違いの制作まで必要だった、ということがないようにします。周辺の仕事を知りたいときは、バナーの作り方と納品前チェックで制作工程の違いを確認できます。
自分で撮影した写真の利用を販売するストックフォトも、依頼を受けて他人の写真を修整する仕事とは仕組みが異なります。販売や審査の進め方は写真販売の副業の始め方に分けて整理しています。依頼者から預かった画像を、自分の販売用素材に流用してはいけません。
初めの担当は、見本で再現できる範囲から選ぶ
最初からあらゆる写真を扱う必要はありません。単純な背景の商品を整える、指定された範囲の明るさを合わせるなど、自分が確認までできる作業を決めます。ただし「背景が白いから簡単」と決めつけず、透明な瓶や白い毛のように境界が難しい被写体がないかも見ましょう。
できる範囲は、機能の名前より成果物で伝えます。どの素材を使い、何を直し、何を直していないかが分かる見本があると、双方が判断しやすくなります。経験のない高度な合成や大量処理を、短い納期で受けてから覚える前提にしないことも、最初の仕事を選ぶ大事な条件です。
レタッチ副業の準備は、戻せる編集と納品できる環境から

使うソフトは、必要な成果物と受け渡し形式で選ぶ
写真を編集できるソフトは複数あります。Photoshopのようにレイヤーやマスクを使う編集、Lightroom Classicのように写真の調整や整理を行う機能などがありますが、ソフト名を知っているだけで受託の準備が整うわけではありません。募集先が指定するソフトや版、渡すファイル形式を確認しましょう。
完成したJPEGだけを渡す仕事と、レイヤーを残した編集データを渡す仕事では、相手との互換性や整理の仕方も変わります。別のソフトで開いたときに調整が再現されるか、マスクや効果が保持されるかは実際の受け渡し条件で確かめます。開けることと、同じように再編集できることを一緒にしないようにします。
無料か有料かだけで選ぶより、練習したい作業、相手へ渡すもの、学習時間、継続費用を比較します。まず自分で用意した写真で、読込み、加工、保存、書き出し、開き直しを試すと必要な環境が見えます。勤務先のソフト契約を私的な副業に使ってよいと自己判断しないことも大切です。
元画像・編集用・納品用を分けて保管する
作業の出発点となる元画像は、上書きしない状態で保管します。編集用には必要な調整やマスクを残し、納品用は指定形式で別に書き出す、というように役割を分けると、希望が変わったときや修正が必要になったときに戻りやすくなります。ファイル名だけでなく保存先も区別しましょう。
Adobeの非破壊編集の公式解説では、元の画像を上書きせずに変更する考え方や、調整レイヤー、スマートオブジェクトなどの方法が説明されています。機能を使っただけでどんな操作も取り消せると考えず、自分の編集方法で何が残り、何が変わるかを確認してください。
例えば調整を一つずつ分けておけば、全体の明るさは保ったまま、指定部分の補正だけを弱められる場合があります。元画像へ直接変更を重ねて一つに統合してしまうと、修正のたびに同じ工程をやり直すことになりかねません。速度を上げる前に、修正しやすいデータの作り方を身につけましょう。
Adobeの調整ブラシの案内では、調整時にレイヤーマスク付きの調整レイヤーを作る方法が示されています。部分的な調整と元画像の保全を分けて考える参考になります。操作名や表示は使用する版で確認し、依頼のない部位にまで補正を広げないようにします。
サイズ、形式、色、透明部分を用途に合わせる
納品画像には、ピクセル寸法、ファイル形式、容量、カラースペース、透明部分の有無などの条件があります。Web用と印刷用、確認用と公開用では必要な設定が違うことがあります。「高画質でください」とだけ言われた場合は、どこへ載せるか、指定仕様があるかを聞く必要があります。
Lightroom Classicの写真を書き出す公式手順では、形式、カラースペース、画像サイズなどを選択する流れが示されています。すべての案件で同じ設定を使うのではなく、納品条件に合わせて選ぶ考え方を押さえましょう。書き出した後は、編集画面だけでなく実際のファイルを開いて確認します。
背景を透過させたつもりでも、選んだ形式や出力設定によっては白い背景になることがあります。反対に、透明部分が不要な納品へ透過画像を渡しても、掲載側で扱いづらくなる場合があります。背景の色、縦横比、余白、被写体の位置も含めて指定をそろえると、用途に合う画像を渡しやすくなります。
※表は横にスクロールできます。
| 準備する項目 | 事前に確かめること | 練習で行う確認 |
|---|---|---|
| 編集環境 | 指定ソフトと版、必要な機能 | 実際の想定素材を開き、保存し直す |
| 元画像 | 保管先、閲覧できる人、バックアップ | 原本を上書きせずに作業できるか |
| 編集用データ | レイヤーなどを渡す必要があるか | 調整箇所を後から変更できるか |
| 書き出し | 形式、寸法、色、容量、背景 | 納品ファイルを開き直して調べる |
| 表示環境 | 確認する画面、室内照明、基準画像 | 極端な画面設定に引っ張られていないか |
見る環境を整え、細部と全体の両方を確かめる
画面の明るさや周囲の光が変わると、写真の見え方の判断も揺れます。昼と夜で極端に環境を変えない、画面の自動的な色調変化に気づく、依頼者と基準画像を共有するなど、確認条件を整えましょう。色の厳密さが必要な仕事では、求められる確認機材や運用を事前に相談します。
拡大して見る確認と、実際の掲載サイズで見る確認は役割が違います。拡大表示では輪郭の欠けや塗り残し、繰り返した模様を発見しやすくなります。一方、細部だけに集中すると、全体が明るすぎる、商品の色が一枚だけ違う、一覧で余白がそろわないといった問題を見落とします。
パソコンだけでなく別の表示環境で見比べることは、問題に気づく補助になります。ただし、複数の端末で見たから色がどこでも完全一致すると保証できるわけではありません。どの環境でどんな確認を行ったかを伝え、必要以上の品質保証を約束しないようにします。
未経験からレタッチ副業の見本を作るときの練習課題

使える素材と一つの目的を決める
見本には、自分で撮影した写真や、加工・公開が許される条件を確認した素材を使います。インターネットで見つけた写真を、ダウンロードできるという理由で自由に加工して公開しないようにします。他人の顔や私生活が写る写真なら、画像の利用と加工例の公開についても確認が必要です。
最初は、身近な無地のカップなど、扱いやすい被写体で課題を作れます。「架空の雑貨紹介ページに載せるため、明るさと余白をそろえる」と目的を決め、撮影した三枚を一組として使う、といった課題です。実際の商品広告と誤解されないよう、自主制作・説明用であることを明記します。
課題には、変えてよい部分と変えない部分を書きます。例えば背景の小さなごみは整理するが、カップの形、表面の模様、実際の傷は変更しないという条件です。条件を先に決めることで、見た目を好みに寄せるだけの練習から、意図に合っているか判断する練習へ進めます。
一枚の仕上がりと、複数枚の統一を両方見せる
一枚を丁寧に仕上げる見本では、輪郭、色、質感、不要な変更がないかを確かめます。複数枚の見本では、撮影条件の違いを踏まえながら、並べたときの明るさ、商品の大きさ、余白、背景の見え方を比較します。大量の画像へ同じ値を適用するだけでは、条件が違う写真まで同じ仕上がりになるとは限りません。
まず代表的な一枚で方向性を決め、残りへ展開した後に例外を探す練習をしてみましょう。同じカップでも、取っ手が重なっている、強い反射がある、背景との境界が暗いなどの違いがあります。最初の設定をそのまま使えなかった理由を記録すれば、枚数だけでは見積もれない作業を説明できます。
加工前後を示す場合は、同じ表示サイズと比較条件にします。加工前だけを不自然に暗くしたり小さく見せたりすると、自分の技能を正確に伝える見本になりません。どの補正を行ったか、どんな素材の制限があったかを併記し、効果を過大に見せないようにしましょう。
修正を受けた想定で、戻せるかを試す
一度完成した見本に対し、「背景はこのままで、カップの明るさだけ少し戻す」「縦長の掲載枠へ変える」といった条件を加えてみます。元画像や編集用データが整理されていれば、何を変更する必要があるかを判断しやすくなります。どのファイルから再開したか分からない場合は、整理方法を見直す機会です。
修正の練習では、指定した部分の外へ影響が出ていないかも確認します。部分的に明るくした境界が見える、輪郭に色が残る、切り抜きで細い部分が消える、といった問題は拡大すると気づく場合があります。修正後の書き出しまで行い、編集用データだけを見て終えないようにします。
※表は横にスクロールできます。
| 見本の要素 | 見せたい判断 | 説明に入れる内容 | 避けたい見せ方 |
|---|---|---|---|
| 単体の加工例 | 目的に合う補正ができるか | 素材、用途、触った箇所 | 大きく変わったことだけを強調 |
| 複数枚の組 | 統一と例外を見分けられるか | 基準にした一枚、個別対応 | 同じ設定を使っただけで完了扱い |
| 修正前後 | 条件変更に対応できるか | 変更指示と確認結果 | 元画像を失ったまま作り直し |
| 納品ファイル | 指定形式で渡せるか | 寸法、形式、背景、命名 | 編集画面の画像だけを提出 |
| 担当説明 | 経験を正しく伝えられるか | 自主制作、利用素材、担当範囲 | 練習を顧客案件として紹介 |
見本には、判断した理由を短く添える
ポートフォリオには完成写真だけでなく、何のために作ったか、どこを変えたか、何を残したかを添えます。長い制作日記は不要でも、「商品紹介の一覧用なので余白をそろえた」「表面の模様は特徴のため残した」という説明があると、依頼者が仕事との相性を判断しやすくなります。
素材の撮影者、加工担当、デザイン担当が違う場合は、その境界を明記します。自分がレタッチしたから写真全体を自分の撮影実績として扱ってよいわけではありません。教材や支給素材を使った課題なら、公開が認められる範囲を確認し、必要なクレジットなどの条件も守ります。
公開許可がない仕事は、相手が分からないように加工すれば必ず載せられる、と考えないようにします。未発表商品や人物写真には、画像そのものの公開が問題になる場合があります。応募先へ見せる個別共有も公開とは別の許可が必要なことがあるため、見せてよい素材だけで説明します。
見本を完成させる順番
- 用途と変更範囲を決める
- 原本を保管して編集用を作る
- 一枚で方向性を確かめる
- 複数枚へ展開し例外を確認する
- 修正と書き出しを試す
- 自主制作・担当範囲・確認内容を添える
レタッチ副業の案件選びと見積もりは、素材の状態から考える

募集の枚数に加えて、輪郭と修整範囲を見る
案件を探す経路には、募集サービス、撮影スタジオ、制作会社、EC運営者との相談などがあります。現在も募集しているか、雇用か業務委託か、必須の経験と使用ソフトは何かを確認します。仕事名が「画像加工」でも、撮影、商品登録、説明文の作成などが含まれている場合があります。
応募前に見たいのは、代表的な素材と、難しい素材の両方です。単純な箱の切り抜き一枚と、細い毛や透過部分のある商品の一枚では、同じ時間で終わるとは限りません。枚数の多い依頼なら、すべて同じ難しさなのか、例外がどれくらいあるかも確認します。
元画像が小さい、圧縮が強い、必要な部分が写っていない、明るい箇所の情報が失われているなど、後からの加工では解決しきれない場合もあります。詳しく見ずに「どんな写真でも高品質に直せます」と約束しないようにします。より大きい元データや別カットの提供、撮り直しなどを相談する判断も仕事の一部です。
本制作の前に、一枚の完成基準を合わせる
大量の画像を扱うなら、最初に代表的な一枚で加工の方向性を合わせる進め方を相談します。この確認を無償にするという意味ではありません。見本制作の対価、使う画像、確認期限、その後の本制作へ進む条件を決めておくと、全枚数を仕上げてから大きくやり直す事態を減らせます。
承認する人が複数いる場合は、誰が意見をまとめるかも確認します。担当者ごとに明るさの希望が違い、別々の指示で往復するようでは、どの状態が完成か分からなくなります。基準画像、変更の対象、確認する版を一組にして共有し、修正指示の取り違えを防ぎます。
応募時に伝える内容の例
商品写真の明るさ調整と背景の整理を想定した自主制作があります。撮影と商品登録は担当範囲に含めていません。元画像の状態、希望する仕上がり、背景の扱い、納品形式を確認したうえで、対応範囲と日程をご相談したいです。
例文は、自分が実際に示せる見本や経験へ置き換えます。使っていないソフトや未経験の合成を追加せず、連絡できる時間帯も正確に伝えます。本業の勤務中に即時修正が必要な条件なら、受けられるかを慎重に判断してください。夜間に作業できることと、昼間に確認へ返事できることは別です。
編集以外の時間を含めて、自分の採算を比べる
見積もりには素材の受取りと整理、仕様確認、見本の制作、加工、本数やファイルの照合、書き出し、修正、納品連絡などの時間がかかります。画像一枚の操作時間だけで決めると、少ない枚数でも必要な準備と連絡の負担を見落とします。実際に測った練習時間を出発点にし、未経験の工程を見込まずに受けないようにしましょう。
次は、十枚の小物写真について、加工範囲と仕上がりの基準が決まっていると仮定した独自の時間配分です。標準工数や市場相場ではありません。難しい輪郭や大幅な合成、素材差し替えがあれば、同じ前提では比べられません。
※表は横にスクロールできます。
| 工程 | 仮に見込む時間 | 増えやすい条件 |
|---|---|---|
| 素材・仕様の確認 | 0.5時間 | ファイル不足、指示の未確定 |
| 代表画像の制作と合意 | 1時間 | 仕上がりの方向性が定まらない |
| 残りの加工 | 3時間 | 輪郭や反射など個別対応が多い |
| 書き出しと照合 | 0.5時間 | サイズや形式が複数ある |
| 修正と納品の連絡 | 1時間 | 確認者や修正対象が増える |
| 合計 | 6時間 | 条件が変わったら見直す |
仮に報酬が18,000円で、その仕事に必要な支出が2,000円なら、差額は16,000円です。これを六時間で割ると約2,667円になります。応募と事務にも二時間を使ったとすれば、八時間で割った比較値は2,000円です。税金などを考慮する前の説明用計算で、手取り額や雇用の時給、実際の報酬を示してはいません。
提示された予算に収まらない場合は、対象枚数を絞る、納品形式を減らす、加工範囲を分けるなどを相談できます。必要な輪郭確認やファイル照合を省いて帳尻を合わせるのは避けましょう。使えないデータを早く渡すより、目的に合う範囲を合意することが双方のためになります。
継続案件でも、追加条件をそのまま引き受けない
継続する仕事では、最初の数回の作業記録が役立ちます。画像ごとの難しさ、修正の原因、確認待ち、納品形式の数を残すと、次の見積もりでどの条件を変えるべきか判断できます。「慣れれば速くなる」とだけ考えず、素材の品質や依頼方法が毎回変わっていないかも見直しましょう。
前回は単純な背景整理だったのに、今回は人物の合成や細かな色合わせが増えた場合、同じ単価と納期で当然に対応できるとは限りません。変わった条件を具体的に説明し、追加作業と確認方法を相談します。相手との関係を保つためにも、対応できない範囲を曖昧にしないことが大切です。
レタッチ副業の受注前に、加工・権利・共有・完成条件を決める

変えてよい箇所と、残すべきものを合意する
契約や依頼内容を確認するときは、対象画像、加工範囲、完成の基準、納品形式、期限、報酬、修正の条件を文面に残します。写真のファイル名や番号と指示を対応させ、どの画像のどこを変えるのかが分かる状態にします。「一通りきれいに」だけで始めず、先に見本で認識を合わせましょう。
人物の顔や体型、商品の特徴、背景に写った事実を変える場合は、通常の明るさ調整以上の確認が必要です。依頼者が望んだとしても、使い道が分からないまま大きな改変へ進まないようにします。記録写真や報道など、内容の正確さが特に重要な用途なら、その制作方針に従う必要があります。
元画像にある透かしや権利表示を、邪魔という理由で除去することにも慎重であるべきです。正規の素材を用意できるか、誰が利用権を持っているかを確認します。利用条件が不明な素材や、権限を説明できない依頼は、作業を始める前に解決してもらいましょう。
生成AIや外部サービスへ画像を送る前に相談する
生成AIを使う加工には、背景の補完や物の追加など、撮影時になかった要素が入る可能性があります。通常の補正として当然に使ってよいとは限りません。使う機能、加工する範囲、依頼者へ渡す際の説明、掲載先の条件を確認します。できあがりの自然さだけで、利用上の問題がないと判断しないようにします。
外部のサービスへ画像をアップロードする場合は、未公開商品、顧客の顔、住所などが写り込んでいないかにも注意します。ソフトの中から使う機能であっても、どの情報が外部へ送られるか、どこに保存されるかは提供元の説明や契約を確認する必要があります。便利だからという理由で、預かった写真を個人判断で別のサービスへ広げないようにします。
依頼者にAI利用を許可された場合でも、出力の確認は省けません。輪郭、模様、文字、指、反射、影などが不自然になっていないかを確かめ、元の特徴と食い違う箇所があれば修正や相談をします。生成された情報を、元写真の本来の細部が正確に戻ったものとして説明しないことも重要です。
納品対象と修正範囲、保管期限をそろえる
納品時は、枚数とファイル名、指定サイズ、形式、背景の扱いを照合し、元画像や不要な作業ファイルを誤って混ぜないようにします。編集用データが必要なら、レイヤーの構成や使用素材を整理します。一方、完成画像だけの契約であれば、何を追加で渡すかは別に合意します。
確認用の低容量画像と本番用の画像を分けた場合は、どちらが納品対象かを明示します。相手が確認用ファイルをそのまま掲載してしまわないよう、ファイル名と送付時の説明を合わせます。共有リンクの範囲も、必要な相手だけが見られる条件になっているか確認しましょう。
修正では、自分の作業漏れ、当初の指示の反映、素材の差し替え、新しい加工の追加を分けます。修正回数だけでは、依頼者の希望が大きく変わったときの扱いを決めきれません。追加範囲、期限、費用の判断を相談し、古い版と新しい版を混ぜて納品しないようにします。
作業後の保管についても、再依頼に備えて残すのか、一定期間後に削除するのかを相談します。画像の保管と、実績として使う許可は別です。バックアップも含めた保存範囲や、依頼者から返却・削除を求められた場合の扱いを、契約と運用に沿って決めておくと安心です。
受注前の確認リスト
- 画像の利用権と加工する権限
- 変更する箇所と残す特徴
- 生成AIや外部サービス利用の可否
- 代表画像を承認する人と期限
- 納品形式・枚数・修正条件
- 共有先・保管期間・実績公開の許可
学習費を使う前に、不足と働き方を振り返る
練習や応募で課題が見つかったら、輪郭の処理、色の判断、データ整理、見積もりなど、不足を具体的にします。新しい機能を次々と試すより、依頼したい作業を見本で再現できるかを確かめましょう。教材や講座を選ぶときも、その不足に対応する課題と添削があるかを確認すると判断しやすくなります。
Web用の制作まで広げたい方は、Webデザインスクールの料金・学習内容・支援の比較も選択肢を整理する材料になります。ただし、Webデザインの講座が専門的な商品・人物レタッチを扱うとは限りません。学びたい加工範囲、使用ソフト、見本へのフィードバック、追加費用を個別に確認し、受講すれば受注できると考えないようにします。
副業を続けるかは、売上だけでなく、集中して確認できる時間、修正の負担、連絡のタイミングも含めて考えます。細かな写真の確認で疲れがたまるなら、一度に受ける枚数や納期を見直す必要があります。勤務先の副業手続きや守秘義務を確認し、会社の素材や顧客情報を持ち出して練習しないようにしましょう。
写真レタッチの副業は、加工の量を競う仕事ではありません。用途を理解し、変える箇所と残す箇所を判断し、指定どおりのファイルで渡すことが基本です。まずは許可のある素材で小さな課題を作り、修正と納品の確認まで試してみてください。その見本をもとに、自分が責任を持てる範囲の案件を選んでいきましょう。