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こんにちは。「脱会社員」脱サラを応援し続けるブログ、運営者の「なかびー」です。

「会社員のまま、将来につながる副業を始めたい」「ブログなら自宅でできそうだけど、何から手を付ければいいのかわからない」。副業ブログは、パソコン1台で始めやすく、書いた記事が後から検索やSNS経由で読まれる可能性がある一方、開設しただけで収益が発生する仕事ではありません。テーマ選び、WordPressの準備、記事作成、SEO、収益導線、改善をコツコツ積み重ねる必要があります。

この記事では、初めて副業ブログを作る会社員に向けて、ブログを始める前の考え方→WordPress開設→記事作成→SEO→収益化→会社員として無理なく続ける方法までを一つの流れにまとめます。数年前に多かった「とにかく100記事」「毎日更新」といった量だけを重視する進め方ではなく、2026年時点で現実的に続けやすい方法を中心に整理します。

先に結論を言うと、収益化を目的に長く育てるなら、独自ドメインとレンタルサーバーを用意してWordPressで運営する方法が扱いやすいです。ただし、最初から高額なテーマや有料ツールを大量に契約する必要はありません。まずは「誰のどんな悩みを解決するブログにするか」を決め、少ない固定費で始め、記事を書きながら必要なものだけ追加していく方が失敗しにくくなります。

目次
  1. 副業ブログを始める前に知っておきたい現実|開設より「続ける設計」が重要
  2. 副業ブログを始める前の準備|テーマ・時間・予算を先に決める
  3. WordPressで副業ブログを開設する手順|サーバー・ドメイン・初期設定まで
  4. 読まれる記事の作り方|キーワード・検索意図・構成・内部リンクを順番に考える
  5. 副業ブログを収益化する方法|広告だけに依存せず複数の導線を作る
  6. 会社員が副業ブログを無理なく続けるコツ|就業規則・税金・時間管理まで確認

副業ブログを始める前に知っておきたい現実|開設より「続ける設計」が重要

副業ブログを始める前に知っておきたい現実

副業ブログは、アルバイトのように1時間働けば必ず時給が発生する働き方ではありません。記事を書いても検索結果にすぐ出るとは限らず、アクセスがほとんどない期間が続くこともあります。その一方で、公開した記事は自分の資産として残り、検索され続ければ、自分が仕事をしていない時間にも読者を集められる可能性があります。

この「すぐには収入にならないが、積み上げるほど資産になりやすい」という性質を理解しておくことが、副業ブログで最初に必要な準備です。短期間で結果が出なかったから失敗と考えるのではなく、最初の数か月は「サイトの土台を作る期間」と考えた方が継続しやすくなります。

副業ブログのメリット

副業ブログの大きなメリットは、時間と場所の自由度が高いことです。会社から帰宅した後、休日の朝、通勤中のスマートフォンなど、作業を細かく分けられます。記事を書くことで、ライティング、情報整理、SEO、Webマーケティング、画像制作、アクセス解析など複数のスキルも身につきます。将来Webライターやマーケター、フリーランスを目指す場合にも、ブログそのものが制作実績や学習記録になることがあります。

さらに、ブログでは広告だけでなく、アフィリエイト、自分の商品やサービス、仕事の問い合わせなど、複数の収益導線を作れます。一つの案件に依存せず、自分の得意分野に合わせて収益源を変えられるのは、会社員から少しずつ収入源を増やしたい人に向いている点です。

副業ブログのデメリット

一方で、成果が出るまでの期間が読めないこと、記事を書き続ける必要があること、検索順位が変動すること、サーバー代などの固定費がかかることはデメリットです。収益化を急ぎすぎると、読者の悩みを解決する記事より、広告をクリックさせる記事ばかりになりやすく、長期的にはサイトの信頼を下げる原因になります。

Googleは、検索エンジン向けではなく、人の役に立つことを第一にしたコンテンツづくりを案内しています。文字数だけを増やしたり、他サイトと同じ内容を言い換えたりするより、実際に比較したこと、調べた一次情報、失敗したポイント、読者が次に取る行動まで整理する方が記事の価値を作りやすくなります。

参考:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」

無料ブログとWordPressはどちらがいい?

「まず無料ブログで試して、続けられそうならWordPressへ移る」という方法もあります。ただし、収益化を前提に長期運営するなら、最初からWordPressで始めた方がサイト設計やURLを途中で変える手間を減らせます。WordPress.orgの公式学習ページでも、最初の準備としてホスティングとドメインを用意する流れが案内されています。

※表は横スクロールできます。

比較項目 無料ブログ WordPress
初期費用 ほぼ0円で始めやすい サーバー・ドメイン等の費用が必要
始めやすさ 登録後すぐ書き始めやすい 最初に設定が必要
デザイン・機能 サービスの範囲内 テーマ・プラグインなどで拡張しやすい
収益化 広告規約や機能に制限がある場合も 自分で広告・導線を設計しやすい
長期運営 運営会社の仕様変更の影響を受ける 独自ドメインで資産化しやすい

副業ブログを収益化まで育てたい人はWordPress、まず文章を書く習慣を試したい人は無料ブログという考え方がわかりやすいです。レンタルサーバーを具体的に比較したい場合は、当ブログの副業ブログ向けレンタルサーバー比較も参考にしてください。

副業ブログを始める前の準備|テーマ・時間・予算を先に決める

副業ブログを始める前のテーマ・時間・予算の準備

ブログ開設の前に、サーバー会社やテーマを比較し続ける人は多いのですが、本当に先に決めたいのは「何を書くか」「いつ書くか」「いくらまで使うか」の3つです。ここが曖昧なまま開設すると、見た目の設定だけで数日を使い、肝心の記事が1本も増えない状態になりやすくなります。

テーマは「自分が書けること」と「読者の需要」の交差点で決める

テーマ選びでは、好きなことだけでも、検索数だけでも決めません。理想は、自分の経験・継続して調べられる領域・読者の悩み・収益につながる商品やサービスが重なる場所です。

例えば、転職経験があるなら「転職サービスの比較」だけではなく、「30代で転職する前に確認したこと」「退職前の生活費」「未経験職種へ移る準備」まで広げられます。ゲームが好きならレビューだけでなく、初心者攻略、課金の仕組み、端末選び、PC版との違いなど複数の検索意図を作れます。仕事で使っているスキルがあるなら、学習法、スクール、ツール、案件獲得まで発展させられます。

逆に、まったく知識も興味もない高単価ジャンルへ「稼げそうだから」という理由だけで入ると、一次情報を作りにくく、記事更新も止まりやすくなります。副業ブログでは、半年後も書けるテーマかどうかを重視しましょう。

会社員は「1週間のどこで作業するか」を固定する

副業ブログで一番不足しやすいのは情報ではなく時間です。平日に毎日2時間を確保しようとすると、残業や予定が入った日に計画が崩れます。おすすめは、作業を「リサーチ」「構成」「執筆」「画像」「公開後の確認」に分け、短い時間でも進められる状態にしておくことです。

例えば平日は30分で検索意図や構成を作り、休日に本文を書く。通勤中に競合記事の見出しだけ確認し、帰宅後に見出しを整理する。こうして工程を分けると、まとまった3時間が取れなくても記事を完成させやすくなります。

最初の目標は毎日更新ではなく、月2〜4本でも止めずに続けることです。1本の記事を公開して終わりではなく、アクセスを見ながら直す時間も必要なので、余白のある計画を作った方が結果的にサイトを育てやすくなります。

最初に必要な費用を決める

WordPressで始める場合、主な固定費はレンタルサーバーとドメインです。サーバー会社によっては契約条件を満たすと独自ドメイン特典が付くこともあります。テーマは無料でも運営できます。有料テーマ、キーワードツール、画像素材、AIツールなどは便利ですが、必要性がわかってから追加しても遅くありません。

特に注意したいのは「ブログを始める前からツール代だけ増える」状態です。記事が10本もない段階では、分析ツールを増やすより、読者の悩みを調べて記事を公開する方が優先です。収益が出る前は、固定費を小さくして撤退しやすい状態にしておくことも副業では大切です。

WordPressで副業ブログを開設する手順|サーバー・ドメイン・初期設定まで

WordPressで副業ブログを開設する手順

ここからはWordPressで副業ブログを立ち上げる流れを整理します。レンタルサーバーの「WordPressかんたんセットアップ」「クイックスタート」などを利用すれば、以前より初期設定は簡単になっています。ただし、申込み時に何を選んでいるのかを理解しておくと、後からドメインやSSLで迷いにくくなります。

STEP1:レンタルサーバーを契約する

WordPressを公開するには、サイトのデータを置くサーバーが必要です。初心者が比較するときは、月額料金だけでなく、WordPressの簡単設定、自動バックアップ、SSL、サポート、更新時の料金を確認しましょう。安さだけで決めて、復元方法がわからない、サポートが使いにくいという状態になると、トラブル時の負担が大きくなります。

WordPress.orgは、WordPressを動かすホスティング環境としてPHP、MySQLまたはMariaDB、HTTPSなどの要件を案内しています。一般的な国内レンタルサーバーではWordPress向け環境が用意されていますが、契約前に公式サイトで対応状況を確認すると安心です。

参考:WordPress.org Requirements

STEP2:独自ドメインを決める

ドメインはブログの住所です。後から変更するとURL移行や検索評価の引き継ぎが必要になるため、短く、読みやすく、サイトの方向性と大きくズレない名前を選びます。特定の商品名だけを入れたドメインにすると、テーマ変更が難しくなるので、将来扱う範囲を少し広めに考えて決めるのがおすすめです。

STEP3:WordPressをインストールしてSSLを確認する

サーバーの簡単設定を使えば、WordPress本体、データベース、独自SSLまでまとめて設定できる場合があります。公開後はURLが「https://」になっているか、管理画面へログインできるかを確認します。初期パスワードは使い回さず、できれば長く推測されにくいものにします。

STEP4:テーマと最低限の初期設定を行う

テーマはデザインだけでなく、記事の読みやすさや編集のしやすさにも影響します。最初は、スマートフォン表示、見出し、表、吹き出し、広告位置など、自分が使う機能が揃っていれば十分です。テーマを何度も変えるとレイアウト調整に時間を取られるため、記事を書く前に完璧なデザインを目指さないことが重要です。

初期設定では、サイトタイトル、パーマリンク、プロフィール、問い合わせ、プライバシーポリシー、カテゴリ、バックアップ方法などを確認します。Search Consoleも早めに接続しておくと、Google検索でどのクエリから表示・クリックされたかを後から確認できます。

参考:Google Search Console 検索パフォーマンスレポート

STEP5:最初の記事を公開する

最初の記事は「自己紹介」だけで終わらせず、今後サイトで扱うテーマに近い読者の悩みを一つ選びます。例えば副業ブログなら「WordPressを始める手順」「レンタルサーバー比較」「初心者が書くテーマの決め方」などです。1本目から完璧にする必要はありません。公開後にデータを見て直す前提で、まず検索される可能性のある記事を1本完成させることを優先しましょう。

読まれる記事の作り方|キーワード・検索意図・構成・内部リンクを順番に考える

検索から読まれるブログ記事の作り方

ブログを開設しても、日記のように思いついた内容だけを書いていると、検索流入は増えにくいです。検索から読まれる記事を作る基本は、キーワードを決める→検索意図を整理する→見出しを作る→本文を書く→内部リンクで関連情報へつなぐ→公開後に改善するという順番です。

1.読者が検索するキーワードを決める

最初に「この記事は何と検索した人のために書くのか」を一つ決めます。例えば「副業ブログ 始め方」なら、読者はブログのメリットだけでなく、必要な費用、WordPressの作り方、記事ネタ、収益化まで知りたい可能性があります。キーワードが曖昧だと、記事の途中でテーマがズレやすくなります。

検索ボリュームが大きいキーワードだけを狙う必要はありません。新しいブログは、悩みが具体的な複合キーワードから記事を増やした方が、読者に必要な情報を深く書きやすくなります。「副業」だけでは広すぎますが、「会社員 副業 ブログ 始め方」「WordPress ブログ 始め方」のように絞れば記事の役割が明確になります。

2.検索結果から「読者が知りたい順番」を確認する

キーワードを決めたら、実際の検索結果を確認します。上位記事のタイトルだけでなく、どんな見出しが共通しているか、比較表があるか、初心者向けか、経験者向けかを見ます。ただし、上位記事をそのまま真似するのではありません。「上位記事で共通する情報=読者が必要とする基礎」と考え、その上で自分の経験や具体例を加えます。

3.H2・H3で先に構成を作る

本文をいきなり書き始めると、同じ説明を繰り返したり、結論が後ろに行ったりします。まずH2で大きな流れを作り、H3で具体的な疑問を分解します。初心者向け記事なら「結論→準備→手順→失敗しやすいポイント→次にやること」の順にすると読み進めやすくなります。

4.本文は「結論→理由→具体例→次の行動」で書く

各見出しの冒頭で答えを先に伝え、その理由と具体例を書きます。読者は最初から最後まで必ず読むわけではありません。見出しだけ見て必要な場所へ移動する人も多いため、どこから読んでも理解できるようにします。

文章を長くするためだけの説明は不要です。Googleは特定の文字数を推奨しているわけではなく、検索する人の疑問を十分に解決できるかが重要です。必要な情報が多いテーマなら長くなり、簡単な疑問なら短くて構いません。

5.内部リンクで関連記事へつなぐ

内部リンクは、読者が次に知りたい情報へ移動するための道です。この記事からレンタルサーバーの詳細へ、サーバー比較からWordPress開設へ、開設記事からSEOや収益化へ、というように役割を分けます。1記事ですべてを説明しようとすると内容が散らかるので、テーマごとに記事を分けてサイト全体で答える設計が有効です。

6.公開後はSearch Consoleで改善する

公開後に見るべきなのは、検索順位の数字だけではありません。どのクエリで表示されたか、表示回数は増えているか、クリック率は低くないかを確認します。表示されているのにクリックされないならタイトルや説明文、順位が付いているのに内容がズレているなら見出しや本文を直します。

アクセスが少ない時期でも、検索クエリが見え始めると「Googleがこの記事をどんなテーマとして認識しているか」がわかります。そこで新しい関連記事や内部リンクを追加すれば、サイト全体を育てる材料になります。

副業ブログを収益化する方法|広告だけに依存せず複数の導線を作る

副業ブログの収益化方法と収益導線

副業ブログの収益化は「アクセスが増えたら自動的にお金になる」わけではありません。記事を読む人の悩みと、紹介する商品・サービスが自然につながる導線を作る必要があります。主な方法は、アフィリエイト、クリック型広告、自分の商品・サービス、仕事の問い合わせなどです。

アフィリエイト

アフィリエイトは、商品やサービスを記事で紹介し、読者が申込みや購入をしたときに成果報酬を受け取る仕組みです。単価が高い案件だけを選ぶのではなく、記事の読者が本当に必要としているものを紹介します。

例えば「副業ブログの始め方」なら、レンタルサーバー、WordPressテーマ、Webライティング講座などは記事内容とつながりやすい一方、まったく関係のない金融商品を突然紹介すると読者の流れが切れます。収益化は広告を増やすことではなく、読者が「次に必要なもの」を適切に案内することです。

クリック型・表示型広告

広告ネットワークを利用すると、ページに広告を表示して収益化できます。商品選びをしなくても始めやすい反面、アクセスが少ないうちは大きな収益になりにくく、広告を増やしすぎると読みづらくなることもあります。記事の途中に広告を入れる場合は、本文の読みやすさを優先しましょう。

自分の商品・サービス

ブログで得た知識を、教材、テンプレート、オンライン相談、制作代行、コンサルティングなどへつなげる方法もあります。この場合、ブログそのものが営業ページではなく、読者に役立つ情報を蓄積した信頼材料になります。

例えばWebライティングについて記事を書いている人なら、記事作成の依頼や添削サービスへつながる可能性があります。副業ブログを続けて身についたスキルは、ブログ収益以外の仕事にも転用できます。Webライターや案件獲得を考える場合は、Webライターの学び方や、フリーランス案件の探し方も参考になります。

広告案件が少ないテーマでも「読者との接点」を収益に変えられる

扱いたいテーマに高単価のアフィリエイト案件が少なくても、すぐにテーマを捨てる必要はありません。広告案件が少ない分野では、関連する書籍やツール、周辺サービスへつなげたり、自分の経験をテンプレートや相談サービスにまとめたり、仕事の問い合わせにつなげたりする方法があります。重要なのは「この記事を読んだ人が次に何を必要とするか」を考えることです。

例えば資格学習のブログなら、講座だけでなく教材、勉強環境、転職、資格取得後の働き方まで広げられます。ブログ運営のサイトなら、サーバー、テーマ、ライティング、SEO、デザイン、案件獲得までつなげられます。単価だけでジャンルを決めるのではなく、読者の行動の流れに沿って収益ポイントを複数持つと、特定案件の終了や報酬変更の影響を受けにくくなります。

最初の収益目標は「金額」より「収益が発生する流れ」を作る

最初から月5万円、10万円と金額だけを目標にすると、アクセスが少ない時期に焦りやすくなります。最初は、検索から1人読者が来る、記事から関連記事へ移動する、商品ページがクリックされる、初めて成果が1件出る、という流れを確認する方が改善しやすいです。

アクセス数、クリック率、成約率のどこに課題があるかを分けて考えると、「もっと記事を書けばいい」の一択になりません。検索されていないならテーマやキーワード、クリックされないならタイトルや導線、アクセスはあるのに成果がないなら商品との相性を見直します。

※表は横スクロールできます。

段階 見る数字 改善する場所
検索に出ない インデックス・表示回数 テーマ・構成・技術設定・内部リンク
表示されるが読まれない クリック率・順位 タイトル・ディスクリプション・検索意図
読まれるが収益がない 広告クリック・商品ページ遷移 収益導線・案件との相性・CTA
クリックされるが成約しない 成約率 訴求・比較内容・読者層・案件条件

会社員が副業ブログを無理なく続けるコツ|就業規則・税金・時間管理まで確認

会社員が副業ブログを無理なく続けるコツ

副業ブログは、自分のペースでできる反面、会社員の本業とぶつかると一気に続かなくなります。長く続けるには「気合い」よりも、時間、会社ルール、お金の管理を最初から仕組みにしておくことが重要です。

就業規則と副業ルールを確認する

厚生労働省は副業・兼業のガイドラインやモデル就業規則を公開していますが、実際の取り扱いは勤務先の就業規則や業務内容によって異なります。ブログだから何をしても問題ないと考えず、自社の副業申請、秘密保持、競業、会社情報の扱いを確認しましょう。

特に本業で知った顧客情報、未公開情報、社内資料を記事に使うのは避けるべきです。会社のパソコンや業務時間でブログ作業をしないことも基本です。勤務先と副業を明確に分けることで、余計なトラブルを防ぎやすくなります。

参考:厚生労働省「副業・兼業」

ブログ専用の作業時間を固定する

「時間が空いたら書く」では、忙しい週に何も進みません。火曜と木曜は30分、土曜午前は2時間など、先に予定へ入れます。疲れている平日に本文を書けないなら、キーワード候補を出す、構成だけ作る、画像を準備するなど軽い作業へ切り替えます。

会社員の副業では、更新数を競う必要はありません。1か月に2本でも、半年で12本、1年で24本です。既存記事を直しながら増やせば、24本すべてが単独の記事ではなく、関連記事でつながった小さな専門サイトになります。

経費と収入は最初から記録する

サーバー代、ドメイン代、有料テーマ、素材、取材費、業務に使うツールなど、ブログ運営で支出が発生したら記録を残します。収益が出た場合も、ASPや広告会社ごとに入金を管理しておくと、確定申告の時期に慌てにくくなります。

給与所得者でも、給与・退職所得以外の所得金額が一定額を超えるなど、条件によって確定申告が必要になります。国税庁は、年末調整済みの給与所得者で給与所得・退職所得以外の所得が20万円を超える場合などについて申告が必要となる考え方を案内しています。ただし、給与の受取先や他の所得、控除の状況などで扱いは変わるため、自分の条件で確認してください。

参考:国税庁「給与所得者で確定申告が必要な人」

ブログを「会社を辞めるための一発逆転」にしない

脱サラを目指してブログを始める場合でも、いきなり会社を辞めてブログ収益だけに賭ける必要はありません。会社員の給与があるうちに、小さく始めて、記事作成が続けられるか、アクセスが増えるか、収益導線が機能するかを確かめられます。

副業ブログの価値は、広告収入だけではありません。検索を調べる力、文章で説明する力、サイトを運営する力、数字から改善する力が身につけば、Webライター、SEO、マーケティング、コンテンツ制作など別の仕事へ広げられます。ブログ単体で独立できなくても、「会社以外から仕事を得るための入口」になる可能性があります。

会社を辞めることを具体的に考え始めたら、ブログの収益だけでなく、生活費、健康保険、年金、有給、失業給付なども同時に準備する必要があります。退職準備全体については、退職前にやること完全ガイドで時系列に整理しています。

会社員向け|最初の90日でやること

副業ブログは、最初から大きな成果を求めるより、90日ほどを一区切りにして「開設→記事作成→公開→分析」の一周を経験する方が学びが多くなります。特に会社員は本業の繁忙期があるため、毎週同じペースで進める前提ではなく、忙しい週は軽い作業、余裕がある週は執筆とリライトに時間を使う設計がおすすめです。

※表は横スクロールできます。

期間 主な作業 ゴール
1〜2週目 テーマ決定・サーバー契約・WordPress開設・基本設定 記事を書ける状態まで整える
3〜4週目 キーワード候補・構成作成・最初の2記事を公開 検索意図を意識して書く経験を積む
2か月目 関連記事を追加・内部リンク・Search Console確認 小さな記事群を作る
3か月目 表示クエリ確認・リライト・収益導線を整備 データを見て改善する流れを作る

この90日で大切なのは、記事数そのものより「一度公開して、検索データを見て、直す」というサイクルを経験することです。ブログは公開前に完璧を目指しても、実際にどんな検索語で表示されるかは公開後でなければわかりません。早めに小さく公開し、数字を見て改善する方が、読者に必要とされるテーマを見つけやすくなります。

副業ブログでよくある質問

スマホだけでも始められる?

記事の下書き、写真撮影、簡単な修正はスマートフォンでもできます。ただし、WordPressの初期設定、複数タブを開いたリサーチ、長文執筆、画像編集、表の調整などはパソコンの方が効率的です。長く運営するなら、最低限のノートパソコンがあると作業時間を短縮しやすくなります。

文章が苦手でもブログはできる?

最初から上手な文章を書く必要はありません。ブログで重視したいのは、小説のような表現力より「質問に答える」「手順を順番に説明する」「比較した結果を整理する」力です。結論を先に書き、1文を長くしすぎず、見出しごとに一つのテーマへ絞るだけでも読みやすさは改善します。

AIで記事を書けば早く稼げる?

AIは構成案、要約、表現の整理、アイデア出しなどに使えますが、出力された文章をそのまま公開すれば価値が出るわけではありません。数字や制度、商品情報は公式情報で確認し、自分の経験や比較、サイト内の関連情報を加える必要があります。AIは「記事を代わりに作る存在」より「調査と編集を速くする道具」として使う方が、長期運営では扱いやすいです。

何記事くらいで収益が出る?

記事数だけでは決まりません。数記事でも検索需要と案件が合えば成果が出ることはありますし、50記事あっても検索されないテーマばかりなら収益につながりません。記事数より、読者の悩み、検索意図、案件との相性、内部リンク、リライトを確認してください。目標を「30記事書く」だけにせず、「10記事で一つのテーマを深くカバーする」のように記事同士のつながりを作る方がサイトの方向性を明確にできます。

続けるかどうかは「収益がない」だけで決めない

副業ブログを3か月、半年と続けても思うような収益が出ないことはあります。そのときは、すぐに「ブログは向いていない」と決める前に、表示回数、検索クエリ、クリック、関連記事への移動、広告リンクのクリックなどを分けて確認します。検索にまったく出ていないのか、読まれているのに案件が合っていないのかで改善策は違います。

一方で、生活を圧迫するほど費用や時間を使っている、テーマに興味を持てなくなった、一次情報を作れないなどの場合は、テーマ変更や更新頻度の見直しも選択肢です。副業は本業を壊してまで続けるものではありません。「続ける」「やめる」ではなく、頻度を落とす、別テーマへ寄せる、記事制作スキルをWebライター案件へ活かすなど、得たものを別の形で使う考え方を持っておくと無駄になりにくいです。

まとめ|まずは「1記事公開する」ところまで進めよう

副業ブログは、サーバーを契約した瞬間に収益が出る副業ではありません。しかし、会社員のまま小さく始め、記事と経験を積み上げられるのは大きな強みです。最初から100記事、月10万円を目標にするより、次の小さな工程を順番に進めてください。

最初の1記事を改善するまで

  1. テーマを決める
  2. WordPressを開設する
  3. 1本目を公開する
  4. Search Consoleを見る
  5. 1記事を改善する

「脱会社員」という視点で見ると、副業ブログの目的は単に広告収入を作ることではありません。自分で情報を集め、自分の言葉で発信し、自分の力で読者を集める経験そのものが、会社だけに依存しない働き方につながります。まずは無理のないテーマで1記事を公開し、そこから少しずつ関連記事を増やしていきましょう。